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竜胆に焦がれ


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[1]2017年5月27日 19:57

右京の旦那待ちだ。

[71]右京2017年8月26日 01:13

もう戻ってこないのかな。なんだかとても寂しいよ。長い付き合いにしたいと思っていたから余計にね。
残念だけどまだ諦めがつかないから、もう少しだけ待たせておくれ。

[70]右京2017年7月25日 21:42

……また、お仕事が忙しいのかな。のんびりと待ってるからのんびりと返信を作っておくれ。

[69]右京2017年7月13日 01:06

/まさかの見切り発車でしたかーー!!いえ、良いのです…!こちらもどうせ何も考えていないのですから…楽しくやりましょう!
もう京都弁でいいんじゃないか…?と何度か諦めかけましたとも。まぁ言語についてはこちらが好きにやっておりますのでお気にせず!
隻さんの思いはいつでも無視される…そういう星の下生まれてしまったのですね…(´;ω;`)ウッ…

――――

…えぇ。こんな無粋なお客が出入りしているという点においては、充分に醜聞ですし、…それに、本来ならば信頼関係のあるお客様しかお相手しないところです。目に余る問題を起こせばお帰り頂きますので、そのお積もりで。
…ここで集まっている皆様が立会人であり証人です、お忘れなきよう。
(醜悪な態度にも薄く張り付けた笑顔の仮面は揺らぐことなく。青い顔をして書状とこちらの顔に視線を行ったり来たりさせる妓夫を安心させるよう声を掛ければ今度はこちらも、辺りに響くよう声を上げ。相手があれこれと喚いたお陰で、そして自分が出てきた事でそこそこ野次馬は集まっている。当たり前と言っていい約束事を再確認し、それを破った際の不利を大きくさせて。相手が連れる犬は可哀想でならないが、それを口にしてまたいらぬ言い合いになっても困ると言及はしないまま。いつの間にか守るように自分の前へと立っていた不寝番2人に視線をやると、いつも自分の護衛を頼む相手に一言言いおいて。こちらを振り向く姿を確認しないまま、客を伴い普段遊女達が使う部屋へと向かおうと。)
……隻、頼んだよ。

[68]2017年7月12日 18:06

/わーんありがとうございます!今回だいぶ見切り発車でしばらくクズが出張り隻の影が薄いと思いますが、よろしくお付き合いください…!廓言葉を考えようとすると京都弁が割り込んできますからね…勘助は身分高い設定だし普段べらんめぇじゃないだろうから適当でいっか…と楽してて申し訳ない。
そうですね、最後に思いが通じればそれでよしということで頑張ります!隻の意見は知らない。

――――

ハッ、陰間の真似事してやがるのがそんなに醜聞か?どうせ周り近所は大概知ってるだろうよ。あァ、勿論あるさ、紹介状もなぁ。
(舐めたような口調と態度でわざとらしく肩を竦めて嘲るように笑い、紹介状を、と言われれば嫌味なしたり顔でまた懐を弄り一通の文を出して未だ己の近くでどうすればいいのか迷うように突っ立っている妓夫に押し付け。城主大名の名が刻まれたそれが示す効力は十二分であると知っているが故に楼主の反応は待たず、己から離れようと藻掻き唸る犬に舌打ちしてその顔面を蹴り飛ばし)
うっせぇんだよクソ犬!少しは大人しくしとけ!


(見世から出てきた想い人の姿に、前と同じようにその前に立たねばならないと思いこそすれ、目は今にも逃げ出さんと抵抗を続ける犬に釘づけで身動きが取れず。しかし、その犬が蹴り飛ばされ地を転がり、なんとか起き上がって自身を縛る相手を見上げ唸るものの尾が完全に股の間に入っているのを見れば、あれは自分に向かってくることはないと自身を叱咤し震える足を地面から引き剥がし、もう一人の不寝番と共に楼主を守るように前に立って、今度は犬のことを視界に入れぬよう面布の男を見据え、震えの残る手で棍を握り直し)

[67]右京2017年7月10日 21:37

/基本的なストーリーを踏んでいるのであればあとは全然気にしない人間なのでご安心を!今でさえ方言なんかで難しい言葉ですからねぇ…、昔は尚のことですよねぇ…
是非これからも楽しくすれ違って行きましょう…!右京も私も、結果よければ全てよし、な思考回路なのですよ!((

――――

………何でもないよ。彼を責めないでやっておくれ。原因はきっと私だから。
(声を掛けていくさなか、遣手や女達から時折不寝番の彼と何かあったのかと心配の言葉を貰い。この様子では彼の方にも何かしら言っているのだろうなと苦笑しつつ、口下手で自分を援護できない彼の事を思って彼を庇う言葉を選んで。それ以外は特に何事もなく、彼を最後まで見かけない以外は怖いくらいに普段通りで。お客様をお迎えするべく入り口にほど近い部屋に陣取り、暫く客とのやり取りを繰り返していれば…、ふと入り口からここまで響いてきた声に目を僅かに見開いて。慌てた様子で転がり込んでくる番頭を手で制し、いつかの様に自分が表へと出て行って。久しぶりに目にする彼の姿に僅かばかり心が動かないでも無かったが、今は、と。目の前の面布を付けた客を見据え、形ばかりの柔らかい笑みで対応して)
……公然の秘密とはいえ、秘密は秘密。裏の注文を大声で叫ぶなんて無粋と言うものですよ。うちの娘たちならば初会で振られてしまう所です。……見た所初めてのお客様ですが、紹介状はお持ちですか。

[66]2017年7月10日 18:56

/どう話を持っていくか悩んでいたので、格好がついていたならよかったです…!今と意味が違ってしまっている言葉は大変ですね。焦れったいの中に腹が立つが含まれてるのはわかりますが、それ単体だとは思いませんもんねぇ。
時間経過ありがとうございます!縁側で一回焦れ焦れしてますし、これ以上いるかな…と思ってたのでありがたいです。そして盛大にすれ違う…ごめん右京さん…。

――――
………、っ…!
(今日も変わらず想い人の声が聞こえるか姿が見える瞬間にその場を離れ顔を合わさないよう逃げ回っていたため、人の感情に敏い女どもに冷めた目で見られ、古馴染みの遣手からは説教よりは愛のあるお小言を食らったが、楼主と何かあったのかという問いには何も答えず。彼の目を避けるために少し遅れて持ち場に着くのもここ何日かのお決まりで、妓夫や対の不寝番からはよっぽど声をかけにくい顔をしているのか特に声をかけられないのを幸いと思ってしまうのは心の弱さだろうかと考えつつ、あまり代わり映えのしない道や行き交う客の顔を眺めていたが、微かに風に乗って聞こえた獣の鳴き声に勝手に肩が跳ね。思わず音のした方に目をやれば薄汚れた子犬と成犬の間くらいの犬を引きずり歩く、面布で鼻を覆った男が真っ直ぐにこちらを睨んできているのがわかり知らず呼吸が浅くなり身体が強張って立ち竦んでしまい)


(以前自分の鼻を割った相手を睨みつつ荒く歩いていると、その見世の妓夫が慌てたように止めに来たので舌打ちをしながらそいつに目をやり、懐から金の包まれた懐紙を突き出し周りにも聞こえるようにただ一言、決められた言葉を告げ)
お前んとこの楼主を買う。金は十二分に足りるだろう。

[65]右京2017年7月7日 23:03

/2人にそれぞれ似た、しかし別の言い方で発破掛けてくれるあたり素晴らしいと思ったので問題なし!ですよ…!廓言葉に関しては色々と見解が深まりました…千早の言った「じれったい」と言うのはどうやら今で言う「腹が立つ」と言う意味らしいです…。
うじうじとして避けたりという所は見たい気もしますが…、如何せん間延びしてしまいそうですし、機会があればという事でどうでしょう。取り敢えずこちらでも日を飛ばしておきますね。

――――

…私は何か間違った事をしてしまったのかなぁ。
(自分が取り乱してしまった日から十数日、その日を境に何だか相手に避けられる事が増えたと感じていて。以前も避けられる事が無かったとは言わないが、声をかければ答えてくれていた。最近では話しかけても何かしら理由をつけて逃げられてしまうと。あの日に原因になった上、彼とよく話す甚助様なら何か知っているのだろうかと思うも、あれ以来店には来ない為に聞きようが無く。もしかしたら相手に少し縋ってしまった時、あそこで欲を出したのがいけなかったのかも知れない。相手にこの感情が知れてしまい、自分はもう相手の中では汚い人間の1人に過ぎないのでは、とまで考えてしまえばじわりと目の奥が熱くなるようで。いや、きっとそんな事は無い、彼はそんな人間ではないと首を振り、深くため息を吐き出すと気持ちを切り替えようと頬を両手で打ち。今日も見世を開ける合図、そして士気を上げるべく、声を掛けて回ろうと部屋を出て)

[64]2017年7月7日 17:38

/元々はもっと簡単に発破かけるはずだったんですが、その流れをきれいに忘れる(!)ということを仕出かしたので、こんなに長くなってしまいました…。廓言葉すごいです!!馴染む!!現代の方言より資料ないから大変ですよね。
この後しばらくウジウジしているだけなので、そこは時間経過させて前に話していたあの子犬を連れた嫌な客を来店させましょうか。ウジウジしたり避けたり無理に笑ったりなところが見たい場合は時系列順にやりますー。

――――

(あまりの取り乱しようにもう一人の不寝番に心配されながらもなんとか見世が閉まるまでは表で見張りを続け、番頭が片付けを指示したのを聞いて楼主に遭遇しないよう人などに隠れながら部屋まで辿り着き、障子を締め切り一人きりの空間に閉じ篭もれば小さな子どもがするように縮こまって膝を抱え。花に何かを求めたことがないように、彼に対する想いも眺めれば勝手に己が浮つくだけで、何一つ求めたことなどなかった。故にこれは客や遊女たちが軽く囁く愛や恋の類ではないのだと、ずっとそう思ってきた。否、そう考えるようにしていた、が正しい。抉り出された感情はなんてことのない、自身の忌み嫌った人の汚い感情そのもので。これを欲ではないと言い切ることはもはや不可能で、けれどあの男が言うように欲だけではないと思い切ることも出来ず、ただ鬱々と苦味に耐える。唯一思いついた逃げ道は、この欲がこれ以上膨らまぬよう、彼を傷付けることのないよう、離れていくことだけで)
……ああ、ああ、これ以上間違えはしないさ。
(キリキリと痛みを伝えてくる胸には気付かないふりで小さく呟き、上を仰げば光が届かず薄暗い天井が目に入って、ここに閉じ篭もることこそが自分には似合いだろうと自嘲的な笑みが浮かべ、凛と美しく咲き誇る一輪の竜胆の花を想いながら目を閉じて)

[63]右京2017年7月6日 02:08

/おぉ…!たった1日で随分と話が進展して…!!知らない体でとのこと、了解しました。こちらは千早との平和な会話となっております。廓言葉はあちこち調べて作ったのですが、恐らく間違いだらけですので、どうぞ、寛容なお心で流してやって下さいませ…

ーーーーー

…ありがとう、千早。あぁ、あれは…少しかっとなってしまっただけ、大丈夫だよ。
(夜明け前、もうそろそろ入るお客も居らず、見世を閉める準備に入る頃。あちこちを急かして周り、部屋に戻って書類仕事に励んでいると、ふと戸の向こうから声が掛かって。そちらを見遣れば今日の失態を目撃していた千早の姿があり。そういえばいつも早めに帰るお人だったと思いつつ、彼女と向き合えば会口一番に謝罪と心配の言葉を告げられ。やんわりと笑って大丈夫と告げて笑って見せて)

旦那様が平気でもわっちはじれったいもの。甚助様にお灸は据えておきんした。……今度何かありんしたら、「千早が“三日月の時の事”を教えてくれる」と言っておくんなんし。
(大丈夫、と言う楼主に僅かに視線を向けるも、すぐにやれやれと言った様子で肩を落とし。しっかりしているお人だ。しっかりしすぎているとも。あんな取り乱して見えたのは初めてだった、相当の事を言われたのだろうと。気性が荒い癖に聡明で粋を分かっているあの人の事だ。分かっていて言ったのだろうと、だからこそ自分は腹立たしく、今日もわかり易く小さな意地悪を仕掛けてやったのだと。今度同じことをするのであればもっと大きな意地悪をしてやろう、と心に決めて楼主に脅迫の材料を与えて。失敗談の中でも特に大きいもの。お客に告げた時にもしっかりと伝わるだろうと。)

[62]2017年7月5日 19:41

/3レス目です。情と偽っていた感情に気が付いたので、踏ん切りがつくまではぎこちなくなる代わりに、吹っ切れたら大胆になる、んじゃないかな…?また、勘助がやけに隻に絡む要因をちょろり。一応バラすまでは知らない体でお願いします。

――――

欲、か。ああ、ああ。たしかにそうだ、先に立つのは欲が多かろうさ。だが、それだけか?それだけのために、高い金を払ってあの娘らを輿入れするか?今までの生き方を捻じ曲げ、愛着もくれるが面倒も与える他者を懐に入れるか?子も成せぬ同性に命を張れるか?…一生手を出せずとも、幸福であればいいと諦められるか?
(苦しげな、けれど本心で言っているとわかる不寝番の答えに片眉を吊り上げ、初めは努めて冷静に話そうとしていたが少しずつ口調に熱が篭もるのと反比例して表情が凍りついていき、普段見世に訪れる時はけっして絶やさないお調子者めいた表情の仮面を取り払った顔は、目つきの鋭さ精悍さも相まってかどこか見下す不寝番のそれと似たような面影を持ち。しかしそんな顔を覗かせたのはほんの僅かな時間のみで、すぐに呆れたような笑みに表情をすり替え、力を溜めた中指で額を弾いてからひらひらと手を振って見世を後にし)
よく考えろよ阿呆。お前は雑草でも獣でもない、人間なんだからな。思考を止めたら死んでるのも同じだぜ。

、っ……、ぃづ…っ……。
(どうしてこんなに怒っているのか、と不思議に思うものの矢継ぎ早に繰り出される言葉に口を挟めるような技量はなく、追い詰めるような勢いに思わず後退るが背には壁があるためにうまくいかず、それでも視線を逸らすことは許されないような気がしていつもより大きく恐ろしく見える客を見据え続け。表情が戻ったことで安堵するよりも先に額を襲った衝撃に目を瞑ってしまい、次に視界を取り戻した時にはすでに相手は背中を向けていて。押し付けられ半分も理解出来なかった口説だが、自身の考えを改めろと言われたことだけは把握でき、今の今まで底を渫うこともしなかった想い人への感情に目を向ければ焼け付くような胸の痛みを覚えて棍を支えに俯き、単なる情だと誤魔化すことすら許してくれなかった物言いに歯を食いしばり低く呻いて、こんなに痛いのならばいっそ、雑草風情でも構わなかったのにと思いながら目を閉じ)
……これもまた恋慕だと、そう言うのか。畜生、皆こんなに痛いもんを平気な顔で抱えてるのかよ

[61]2017年7月5日 19:38

/2レス目です

――――

お前との時間がもう終わりだと思うと名残惜しくて堪らねぇよ。次もなるべく早くに来てぇもんだがねぇ。…千早、今日はここまでで構わねぇよ。早くに起こしちまったし、まだ眠いだろう。…ああ、ああ、次は大丈夫だって。お前のその顔もかわいいが、この見世に来れなくなんのは困るからなぁ。
(もう僅かで夜も明けるであろう刻限に、勘助と名乗っている男が千早を侍らせ見世の出入り口まで現れ、過剰なほどに、だが遊女との別れであればよく見るような熱烈な会話を繰り広げていたが、門前までついてくるはずの彼女を部屋へと帰るように促し、最後まで楼主に迷惑をかけるなと言い募るのを受け流しながら一人見世を出、それらを観察していた不寝番に歩み寄り軽薄な笑みと共に話しかけ)
よぅ、不寝番殿?ちゃんと起きてっか?

…寝ていたら見張りにならないので。早に戻らねばならない故の起床時間ではないのですか。
(問題がないかどうか見張っていた対象がこちらに近付いてくるのにうんざりした気持ちになりながら、それでももう一度来るとは言っていたために諦めて返事をしつつ、要約すると早く帰れという他の客にはまず向けない嫌味だけは付け足し)

そりゃあそうだわなぁ。お前にも聞きたいことがあってなぁ、その回答が早けりゃあ俺はすんなり帰れるってわけだ。なぁに簡単なことだ。お前は真っ当な恋慕には何が必要だと思う?
(仄かに染まり始める気配のある東の空に一度視線を投げかけるものの、未だ不寝番へ話しかけるのは止めず、どこか張り付いたような笑みで僅かに背の低い相手を見下し、楼主に投げかけたものとはまた別種の問いを投げかけ)

……真っ当も何も、そこにあるのは欲でしょう。恋慕など、ただの言い換えに過ぎない。愛おしいも恋しいも、欲しいという言葉で事足りる。
(言葉通り答えねば一向に足を動かしそうにない客に早く回答せねばとさして回転も良くない頭を働かすが、人との触れ合いを嫌ってきた自身の経験では相手を満足させるような答えなど出るはずもなく、今まで見聞きしてきたものから自分なりに感じていた応えをなんとか吐き出し)

[60]2017年7月5日 19:38

怒らせたからそういった思い出をちくちく言われてるかもな。乳繰り合いの延長だろうが、少しくらいいたたまれない気持ちになっていればいい。
千文字を超えるとエラーが出るな。ここに来た当初はかからないだろうと思っていたが、勘助のプロフを乗せたやつがギリギリだった。300字はすごいな。俺だとせめて500字はいる…。
実際どうなるかはまだわからんが、少しくらい俺が振り回す側になってもいいだろう?俺相手には犬という札もあるんだし、これくらい許してくれ(振りを見抜いて頭わしわし撫で)
(/申し訳ありません、このレス以外に2レス分隻と勘助の会話に使わせていただきました。想像以上にまとまりませんでしたので…申し訳ないです)

――――

さすがに、何も返さないのは不敬だろう…。…反応だけならあんたの方が圧倒的にいいだろうに。
(あからさまな冷やかしでもなければ、声をかけられれば妓夫に話しかければいいものをと思いながらも対応することはあり、それと同程度のことしかしていなかったはずだがそれで気に入られるほどだろうか内心首を傾げ。つい先程のこともあるのでわざわざ聞かせるほどではないと思い、機知に富んだ会話が引き出せる相手の方がよっぽど話していて楽しかろうと小さく呟いて。定位置に戻ると楼主がもう一人の不寝番に何やら渡しているのが見え、それを気色満面とばかりに喜び礼を言う同輩にほんの僅かに口角を上げ、厄介な客は来たが珍しい想い人の姿も見れたし概ね良い日だと思いながら行き交う者たちを眺める作業に戻り)

[59]右京2017年7月4日 01:12

はは、それはいいね。キメ顔でかっこいいセリフを言った後に蹴躓いたり…、そんな風に千早だけには少し情けない所を見せていればいいかも知れないね。
……おや、そんな制限があるとは。初耳だな。とは言え、以前いた場所では300字が限度だったから文を削るコツは掴んでるのだけど…。
思うだけならまだしも、口に出して言うのかい!?そんな鬼の所業…、何処で覚えて来たのやら。私は悲しいよ…(泣き崩れる振り)

――――

さて、ね。…お気に入りなんじゃないかな。お前は何だかんだ他の不寝番よりもしっかり反応を返してくれるから…。
(相手が分からないと首を捻る内容に僅かに苦笑を浮かべ。相手は自覚していないようだけれど、その事に関しては自分もあのお客の気持ちがわかるような気がする、と。つまるところ、相手は優しいのだ。面倒だ面倒だといいながらも何だかんだでまともな返答を返してくれるし、普段の仏頂面の変化を見つけると堪らなく楽しくなる。勿論、それが全てでは無いだろうが、絶対一因にはなっている筈だ、と確信を持って。今日の居場所と決めた番頭の所に戻るとお疲れ様、と労い、更に門に戻る相手を追いかけ、仕事を任せてしまった彼とは別のもう1人の不寝番の所に行き、懐から金平糖の包を一つ出して掌に置いてやって。彼は確か甘いものが好きだったと記憶しているし、この位の菓子ならば通りに目を光らせながらでも食べられるだろうと。)
…ご苦労様。隻を借りて悪かったね。

[58]2017年7月3日 16:13

そうしてくれ。正直あいつが一杯食わされるところとか見てみたい。目の前で足の小指をどこかの角にぶつければ話のネタにしてやるのに。
挑戦ならいくらでもしてくれていいぞ。ようするにモブが何をしたかさえわかればいいんだから、やってみて合わなければやりやすい方をやってくればいいからな。俺も千早の口調や仕草に自信がなかったから勘助のロルに入れたし、台詞が思いつかないのも理解できる。後はここだと1レス千文字という制限があって、一回引っかかったこともあった。
照れるのすらこちらとしてはにやにやものだな。その時の俺がどういう開き直り方をしているかによるが、思い出すだけでなくわざとあの時はかわいかったなどと言うのもありか。楽しみだ。

――――

…あれはなんで俺に絡んでくるんだろうな。
(想い人を凹まされるのも困るが、やけに自分に絡んでくる姿を思い出し、本人にも何度も言っている疑問が本気で解せないという感情と共に声になり。表情がさして変わらず口もうまくない自分は一辺倒な反応しかしていないというのに、何故飽きもせず毎度話しかけてくるのか。その分懇意の娘に会う時間を裂くほどの価値があるとは思えないが。などと背中の熱に意識を傾け過ぎないためにも思考を飛ばしていると、軽く押されたために自然と一歩踏み出し、振り返ってしまうよりも先に今度は相手が自分の前へと歩き出したのを見て、せめてこの幼馴染にだけはあの男の言葉よりも自分の言葉が深く届けばいいのにと願いながら、これ以上碌な慰めを浮かばせない頭に歯噛みして。少し遅れながらもその後についていき、俺の生きる意味になるのだから、などという自己満足な言葉は飲み込み、苦味のある薄い笑みを浮かべていつも通り顔を隠すように俯き、所定の位置である入口まで戻ろうとし)
いや、いい。…あんたの役に立てたなら、それで。

[57]右京2017年7月1日 02:23

はは、まぁ面白い事や使える情報は遠慮なく利用させて貰うよ。私も優しいばかりでは無いからね。
私は逆にモブにどうセリフを言わせたらいいかわからなくて…と言ったところかな。どうしてもその時の主要な人物に引きずられてしまうというか…、まぁ、チャレンジ精神で試してみることもあるかもしれないね。無理はしないから大丈夫、と言っておくよ。
これでもどう反応すべきか悩みに悩んだんだけど…、まぁ、想像を超えられたようで何よりだよ。思い出されるのは…ちょっと、うん…恥ずかしいかな。

――――

……あぁ…、隻はいつもちょっかいを出されてるものね。
(随分取り乱してしまった。千早にも相手にも可笑しいと思われただろう。未熟な主と思われたかも知れない。お客様相手にこんな風に感情を顕にすることなど1度も無かったのに。自己嫌悪と相手に拒絶されない安堵に滲みかけた涙を軽く拭って。額を相手の背中に押し当てたまま、しかしそれ以上触れることは出来ずに、緩く擦り寄って。不意にこつりと頭に相手の拳が当たり。誰かいたらこんな事はしてくれない。普段は自分の体裁を気にしてくれているのだろう。…別に、普段からこんな調子でも良いのに。ふ、と口元を笑わせて顔を上げると、掌で軽く相手の身体を押し、もう大丈夫と示しつつ、相手を追い越して歩き出して)
…さぁ、仕事だ。引き留めてごめんよ。

[56]2017年6月30日 19:14

寝物語は話の種になるのが相場だろう?それを外に出さなければいいだけの話。あんたのところで情報を集約する分には、考えの足りない奴以外承知おきだろうさ。
逆にこちらはモブに台詞を言わせたくなるので切り離す以外で上手い表現法がわからなくてな…。気にならなければお互い得意な方法でやっていければと思ってるよ。
勘助の心情を書くと誘導になりそうだから書いてなかったんだが、想定よりも可愛い回答が来たのでニヤケが止まらない。ろーる中の俺にはそんなことを思う余裕はないだろうが、いずれ思い出して楽しむだろうな。

――――

おおっと、苛め過ぎたかねェ……おう、もう楼主サマは苛めねぇからよぅ、そう怒んなよ千早。…楼主サマは、な。
(自身の言葉が相手に酷く突き刺さったようで、見たこともないほどの剣幕で言葉を紡ぎ逃げるように出ていった楼主の態度が普通のものではないと気が付いたのか、高級遊女の強かさで客相手であっても柳眉を逆立てつっけどんな態度になる娘を腰に手を回しながら諌め、抱いた相手にも聞こえないほどの小声を漏らして閉められた襖を愉快げに眺め)

……、…あいつの言うことなど、気にするな。ただの酔狂、道楽…何でもいいが、人を揶揄うのが好きな奴だ。まともに聞くだけ損だぞ。
(壁のなくなった座敷から聞こえるほとんど聞いた事がないような想い人の声に驚き目を見開くものの、どんな言葉をかければいいのかわからず戸を閉めた相手をただ黙ったまま見つめるだけになってしまい。先を歩くよう促されれば小さく頷いて求められた通り入口の方へと戻る廊下を歩き出すが、不意に袖を引かれる感覚を覚えて足を止め、振り返るよりも先に背中に何かが触れる感覚に硬直し。じわじわと布越しに背中に伝わってくる熱と微かに聞こえる吐息の音から相手の姿勢が理解出来て更に強張りを強めていると、日のある内にも嗅いだ相手の品のある香りが鼻を掠め、心拍数が跳ね上がると共に渇いてくる口内とは裏腹に粘度を増す唾液を飲み下し、声に熱が篭もりすぎないよう、震えないよう尽力しながら自分に考え得る限りの慰めを伝えつつ後ろ手に手を伸ばして軽く頭を叩き)

[55]右京2017年6月29日 23:01

はは、それはいいね。千早経由で情報が貰えるならば、結構色々と知れそうだ。……まぁ、あまり無粋なことはしたくないし、根掘り葉掘り聞く気は無いけれど。
…そうかな。そう言ってもらえると少しだけ心が軽くなるよ。ありがとう。切り離してのモブ描写はあまりやった事がなくてね…。
疑心を持ったかと言われると少々疑問ではあるけれど、揺さぶられはしたかな。少しだけ不安定になって甘えさせてもらうことにするよ。

――――

真っ当な恋慕、なんて。生まれてこの方ここから禄に出た事も無い人間が理解できるとお思いですか。…その時その場に居る2人が、お互いが好きだと錯覚している。それだけでも私はそれを恋情であると認めますよ。…あぁ、早かったね、千早。あとは任せたよ。
(相手の言葉はこちらに向けられたものではない。世間一般で言えることを話しているだけで、こちらには意見を求めているだけだろう。分かっていても何故か心が抉られる気がしてしまい、小さく唇を噛むと何処か必死な様子で言葉を紡ぎ出していて。お客様相手にこんなに躍起になるのはいけない、そう思いながらも口は止まらず。そんな中に不意に響いた女の声は、自分には救いの手に思えて。言葉少なにそそくさと、逃げるように退室し、彼女がお客様の傍に行くのを横目に戸を閉めて。そこにずっと居てくれたのだろう、不寝番の彼にお礼を告げつつ、戻ろうと先に立って歩くように誘導して。しかし相手の背中を見ていれば、何となく、本当に特に何も考えずにその袖を軽く引っ張り引き留めて。その背中に額を押し当て、細い息を漏らして。うっすらと筋肉が浮いていて、肩幅が広い。生まれは殆ど同じものであるというのに、背中一つ取ってもこんなにも違う。当たり前のことだと言うのにそれをしみじみと感じてしまえば何だか可笑しく、ふ、と口元を笑わせて。何故か酷く安堵し、そして安心したせいだろう、何だか涙が滲み。気が付かれない様に祈りながら暫くそのままの姿勢でじっとしていて。)
隻、有難う…あぁ、こちらを振り向かず、少しだけそのままで居ておくれ。…あのお方と話すのは楽しいが、少々疲れるね。

[54]2017年6月29日 15:44

ああ、使えそうならどんどん使ってくれ。適宜設定も追加してくれていいぞ、寝ると身じろぎ一つしないとか、隠しているけれど千早経由で辛い物が苦手と知っているとかな。
うん?旦那も高瀬殿から始まり合間合間に番頭やら何やら使ってくれていたじゃないか。単に俺が自分のロールと切り離して描写するモブを大量に出してるだけで、旦那のやり方だってモブの動かし方だろう。
それと、わかりにくいから書いてしまうんだが、今回の問答は旦那に疑心を与えるのが目的だ。それをどう取ってくれても構わないぞ。

――――

つれねぇなぁ…ま、そういうところもいいんだけどな。おー、こりゃあ話が早ぇ。では二つ目の問いだ。その感情が真実真っ当な恋慕であると考えるか?それしか与えられなかった者が拙く結んだ感情だ。いずれそれを上回る衝動を得れば、簡単に塗り替えられるかもしれねぇ。まして、双方似たような状況であるならば……、と、時間切れだな。待ってたぜぇ千早ぁ。
(春を鬻ぐ女たちとは異なり過剰に慰めてくることもなく淡々と受け流す姿に満足そうにして。話題が人間に移行したのを手間が省けたとばかりに笑い、芝居がかった調子で指を二本立てどこか冷えた瞳で楼主を見つめ、まるでそんな感情はまやかしであると言わんばかりに並べ立てながらちらりと座敷の外、控えているであろう不寝番を見透かすように視線を投げたが、最後の言葉を紡ぐ前にかかった女の声にふっと目元を和らげ、開けられた襖の向こうで頭を下げている娘に甘ったるい声をかけ)


(刷り込み、という聞いたことのない現象の話には、そんなこともあるのかと殆ど聞き流していたが、こちらに足音が二つ近付いてくるのに気が付いて目を開け、二階番が千早と名付けられた遊女を伴っているのを見、静かにその場を明け渡して、彼女が作法に従って客に声がけして座敷に上がるのを横から眺め)

[53]右京2017年6月28日 23:24

うんうん、分かってくれれば良いのさ。こちらとしても動かす時は遠慮なく甚助様を動かさせてもらうつもりだからね。
……未だに1人のモブも動かしていないのが少々心苦しくはあるのだけれど。

――――

生憎と、殿方を慰めるのは私じゃなくてあの子達の役割ですから。………擦り込み。それ自体は知っておりましたが…、そうですね。それが親を定める物と決めないのであれば、鳥以外にも言えるのでは無いですか?うちの籠の鳥達も、水揚げのお客様は良くも悪くも特別だと。…囚われてしまっている子も一人や二人ではありませんから。
(言葉こそ情けない様子の声、しかし愉快そうな相手の表情にその心境を悟れば涼しい表情でその言葉を軽く流し。しかし話題はないかと紡がれた内容は凡そそこいらの浪人が口にはしないようなもので。ただの世間話の様ではない。しかし何を示そうとしているのかはわからない。どういった答えをするのが正解なのだろう。相手の意図を測りかね、真剣に悩んだ表情になってしまいながらちらりと相手の方を見やれば、帰ってくるのは鋭い視線。…これは、嘘をつくのは良くないだろうと判じれば柔らかな笑みを形作り、思ったままを口にして。)

[52]2017年6月28日 15:51

悪い、しつこかったな。うまく言えそうにないが、ちょっと嬉しかったというか、自分は面倒くさいことばっかり書いてたなと思わず笑ってしまった。ありがとう。必要な際は、遠慮なく高瀬殿も動かさせてもらうよ。

――――

ははっ、そりゃあねぇだろォ、寂しいオトコなんだから慰めてくれや。…そうさなァ、お前さん、擦り込みって知ってるかい。鳥の雛が最初に見た動くものを親と認識するって話なんだがな。…その現象は、鳥だけのもんだと思うかい?
(勝手知ったる座敷に通され、いつもであれば指名の娘を侍らして座る上座に一人胡座をかいて、茶を入れる楼主の姿を観察するように目を細めながら眺め、冗談には愉快そうに笑った顔のまま情けない声を出し。話を促され渡された湯呑みにはちらと視線を向けるものの手にとることはせず、まるで世間話でもするような調子で話し始め表情こそ愉快そうなものを崩さないが、瞳だけは素の鋭さのまま底を見透かすように相手を見据え)


(二人の消えた閉じられた戸の先で一度立ち止まり、開くはずがないとわかっていてもじっと見つめてしまうが、一つ大きく息を吸って吐き出し気持ちを入れ替えて、耳元で囁く睦言ならばともかく普通の会話は聞こえすぐにでも中に踏み込める場所に静かに座し、目を瞑って聴覚に集中して)

[51]右京2017年6月27日 01:42

だーかーらー!気にしないと言っているんだ!私だってきっとそうしたさ。
私が最初に出した時点でもうあのお人は私の手を離れてると思ってもらっていいんだ。これから扱う時も遠慮なく使ってもらって構わないさ。

――――

なんだ、冗談のお積もりだったんですか?それなら今からでもお断りしたい所ですが…なんて。…なんのお話をしましょうか。
(自分の背後で起こった攻防は露知らず、慣れた様子で薄暗い廊下を通り部屋に向かって。お客である相手を中へ通し、少し遅れて廊下を歩いてくる足音に相手が来る事を確認してから戸を閉めて。普段自分たちが飲むよりも少しいい茶葉を取り、急須に入れ、適当な温度にした湯を入れて。そんな作業をしている間も静かに、しかし相手との会話を切らさないようにと言葉を紡いでおり。そうしている間に茶を淹れ終え、相手の前にお茶請けの饅頭と一緒に差し出せば、自分の分の湯呑みを取り、先に一息吐こうとそれを1口飲み。考え無しな様に見えて考えている、頭のいい相手の事。何か明確な用事があるのだろうと彼の話を促すように、何処か探るような視線を向けて)

[50]2017年6月26日 03:08

すまんな、そうしてくれると助かる。

あー、それで思い出した…かの御仁を扱う際に了承を取るどころか一声かける事すらしていなかったな…。旦那が脇の扱いに寛大な性質で救われたよ。事後になるが、これからもあのような登場をさせる事もあると思うのでよろしく頼む。

――――

おお、言ってみるもんだねぇ。こいつぁむしろ得しちまったか?千早を選んだ見る目のある男に感謝しなくちゃあなァ。
(離された手を肩を竦めて引っ込めながらも自身の注文を聞き入れてくれたことには浮かれたような喜色の声で返し、立ち上がって通い慣れた廊下を進み行く楼主についていく前に番として指名された不寝番を振り返り、どこか含みを持った勝ち誇ったような笑みを見せつけ、そんな一瞬の出来事など存在しなかったかのような悠々とした態度で彼の後を追って)

っ、御意……。
(彼が取られた手を自らの意思で外しても何事も起こらなかったことにほっとしているとそのまま彼と視線が合い、告げられた内容にほんの僅かばかり呆けるがすぐに了承の声を上げ。そして目に入れたくなくとも見せつけられた男の笑みになぜだか心の臓が縮こまったような気になり、襖一枚のみの隔たりとはいえ密室と化す場所に楼主とあの男が共に入ると思うと痛みすら走るような心持ちがあったが、それを止める術など持たずのろのろとした足取りで彼らが向かった座敷へと足を向け)

[49]右京2017年6月22日 16:04

んー……ここで私が否定してしまうと堂々巡りだからね。お互い様ということにしておこうか。

まぁ、あの時は話の流れ的にも高瀬様をそちらが使ってくれて有難かったかな。それに私が出したからと言ってそちらが使ってはいけないなんてきまりは無いのだし、好きにしていいんだよ?

――――

おや、私を選んでくださいますか。それはそれは…、えぇ、お相手になりますよ。ここでは何ですし、中へどうぞ。酒の方は後で千早と楽しんで頂くのですから、私はお茶でもお出ししましょう。
(望みの相手が居ないと聞いても嫌な顔一つせず、あっさりと別に興味を移し、待つと言ってくれる相手は本当にいいお客様だと思う。……まぁ、移った興味の対象が自分になるとは思わなかったが、わりとよく絡まれる事を思えば理解の範疇。やんわりと握られた指を外して相手の手元に押し戻し、近づけられた顔も気にせずにすっくと立ち上がって。誰が信頼できる顔はと探すと、丁度目が合った不寝番の相手。彼ならば信頼が置けるし、なにより甚助様にも好かれている。少しくらい話が聞こえたところで気にはされるまいと。幸いな事にもう1人の不寝番も真面目に職務に取り組んでくれる人物だ。門を任せても大丈夫だろう。彼に自分達の部屋の前に控えておいてくれと短く命令を投げかけ、自分はお客を伴って先に、相手がいつも千早と使う部屋へと向かい。)
……隻、番を頼むよ。

[48]2017年6月19日 17:54

むう…俺も返しにくいものを書く側だからな、そちら側も留意するようにしよう。
そう、だな…こちらが勝手に落ち込んでしまうから近付かない。そもそも見世に出る頃でもないと、あまり接点もないしな。

共通設定があれば旦那が必要な時に呼ぶことも出来ると思ってな。今回は俺が回しているが、適当に来店させてくれても構わない。高瀬殿の設定もあるならぜひ頼みたい。この間は勝手に使ってしまったからな…。

――――
おう、間が悪かったか。まあそれならそれで…ちょいと話にでも付き合ってくれや、楼主サマ。なァに、千早が来りゃあ解放するからよぉ。
(愛しい女を前にすれば離れていた期間を盛大に寂しがってみせる割には、今は相手が出来ないと言われてもさして気にした様子はなく、むしろニヤリと無頼漢のふりが板についた笑みを浮かべて了承もなく相手の指先を取り顔を近付け、秘密話でもするかのように声を潜めてまるで口説き落とすような声色で誘いをかけ)

……、…
(手加減無しの張り手にすっかり忘れていた背中の痛みを思い出させられ、少し無言のまま棍を杖代わりに俯き耐えていたが、馴染客が楼主の方に向かっていったのを見ればそちらに視線を向けずにはいられず。彼が上客と会話するのはいつものことであるとわかってはいるのだが、あの流浪人のふりをした男が相手だと何故か焦燥感めいた感情が駆け巡るのを止められず、会話が聞こえてこないとわかりながらも耳を澄ませていると、客が想い人の手を取り顔を近付けたのが見えて思わず眉を潜め、問題があるようならばすぐにでも対応できるように棍を構えて)

[47]右京2017年6月17日 23:44

はは、まぁこの間の返しはこちらも中々苦しいなと思っていたからね。お互い様と言うことにしておいておくれよ。
ならば子供は…、いや、彼女達は彼女達で見ていられない、と言ったところかな。

甚助様、だね。了解したよ。こう言ったものがあるとわかり易くていいね。高瀬様についても次に来た時、簡単な紹介を出そうかな。
――――

(目の届く場所にある彼の姿に自然、視線がそちらに向いていれば自分とは違い、なんとも眠たげな相手の表情。眠っていないのだろうか。自分にはああいう風に言っておいて。今日のうちに何か話す機会があったなら、絶対それを指摘してやろう、なんて。そんなことを考えながら自分はお客に向かい、挨拶を交わしてればあちらの方から上がった声。驚きそちらを見遣れば彼の近くに見知った人物の姿があり。どうやらまたちょっかいをかけているらしい。本当に気に入られている様だと少しだけ目を細めつつ、次はこちらにやって来る上客の姿に頭を下げ応えて)
ようこそ、甚助様。千早でしたらついさっき、貰われて行ってしまいましたよ。初会の方でしたし…少々、お待ち下さればお相手をさせられるかと。
(男に言うには凡そ合わない褒め言葉、それでも言われ慣れているとばかりにさらりと流して。彼のお気に入りが誰かは既に把握しており、少し頭を巡らせ、彼女の今の居所を告げ。しかしあのお客は作法もしきたりも余り理解していない様子。軽く説明をしたものの聞き流していたし、早々に振られて帰ってくるだろうとあたりを付けて。万が一帰ってこないようならば、彼女の実の妹を勧めようか。顔は何処と無く面影があるし、まだ初々しい子だ、と。こういう時ばかりは彼女達への気遣いは捨てなければ。ここに来たのは間違いだったか、彼に醜悪な自分を知られたくはないと、人知れず小さくため息を零していて。)

[46]2017年6月16日 16:31

言い方が悪かった、普段1レス40分の遅筆なんだが、時間が取れなくて細切れにやっていたら倍程度時間がかかるくらい言葉が出てこなかったんだ。だからあんたのせいではなく、俺の入り込み不足だな。
働いている奴らは良い奴らだと思うんだが、女は強か過ぎるし男は欲深いしで、どうにも。あまり長時間一緒にいたいと思うやつはいないな。
気遣いありがたい。早速出させてもらった。一応、考えていた設定は以下になるな。性格は大体旦那の考えてる通りだと思う。

腎張りの甚助
三十代後半、185cm程度で目付きの鋭い巨躯の美丈夫。腎張りの甚助と明らかな偽名を名乗る。
いかにもな流浪人の服装で見世を訪れるが、その割には肌艶が良く髪も髭もだらしないほどには伸びていない。更に気前よく金をばら撒くため、お忍びの要人であるのは公然の秘密状態。

――――

(あの後眠るような気分にはなれず身体を動かし続けていたために浮かぶ欠伸を噛み殺しながら、それでもそこまで体調に変化はなく、今日もやってき始めた客どもを眺めていたが、何故か表の方に出てきている想い人に気が付き、何をしているのだろうかと思わず何度も横目で見てしまい意識が通りから離れた瞬間、横合いから「わっ!」と大声をかけられて思い切り肩を跳ねさせ小さく悲鳴を上げ)
……っうわ、…甚助、殿……俺に声などかけなくてもいいと、毎度言わせていただいていると思うが…。
(声から判断はついていたが横を向けば見知った馴染み客のニヤケ顔があり、睨みつける顔にならないよう気を使いながら、何度言っても入りがけと帰り際に絡んでくるのを止めない流浪人に半ば諦めたような声をかけ)

お前さんが妙に気合入ってねぇみてぇだからよぅ、気付けよ気付け!まあ、理由はわかるけどなぁ。後でまた寄るから、今は勘弁してやるよ。
(ニヤニヤと楽しそうに笑いながら不眠番と楼主とを見比べ、後半はその場にいる人物にしか聞こえない程度の声量で呟きがてら強めに不寝番の背を叩き、珍しく番頭のところまで出てきている楼主に歩み寄り)
よぉ、楼主サマ。いつも通り美人だな。俺の蝶は開いてるかい?
(気安い声がけも陳腐な褒め言葉もいつも通りの軽さで、特別変わったような態度はおくびにも出さず、伸ばし出して二日目程度の髭の生える顎を撫でながら、仮初の夫婦相手である格子の姿を探して視線を巡らせ)

[45]右京2017年6月16日 00:03

いやいや、言葉が自然と溢れさせるような返しをしなかった私が悪いのさ。すまないね。
…お前は人もあまり好きではなさそうだものね。まぁ、人も知性があるだけで獣に等しいし、仕方ないかも知れないが。
了解したよ。では登場させられそうな土台を整えておくよ。どんな人物像かはおまかせしてしまっていいかな。勝手に想像すると胡散臭い僧侶姿、しかし不思議と嫌味は感じない豪快な人間、と言う風なんだけど。ほら、丁度源義経のお供、弁慶みたいな雰囲気で。

――――

…あぁ。お前は器量よしだからね。きっといいお客様が付いてくれるよ。
(最後に一つ、彼女の頭を撫でると背を向け、元来た道を戻り。分かっているようでその実なにも分かっていない彼女。大人になった時に今日の事を思い出し、自分を恨むだろうか。……いいや、そうであったとしても自分が悲しむ事なんて許されない。自分はそういう仕事に居るのだと。しかし、せめて想像を超える酷いことをしでかす様な客がつかない事を願うくらいは許されるだろうと。少しだけ自分の役割を再認識した様で、憂鬱な気分になりながら自室の布団に倒れ込んで。)

ーーー

…さて、仕事だよ。皆、気張って行こう。
(夕刻、少しだけ眠り、疲れも僅かに残るのみになった体を引きずりながら、昨日と同じ様に男衆、女郎に声を掛け、急かして回って。1通り準備が整い開門の時刻になり、さて今日はどんな客が来ることかと。昨日のような事があった時にすぐに対処出来るよう、今日は番台の横に居場所を作ってもらっていて。自分が楼主だと知る相手にも、知らぬ相手にも等しく挨拶をしていて。)

[44]2017年6月15日 17:26

すまない、少し言葉が出てこない日が続いた。
日頃励んでいる彼女らには悪いが、俺にはあんた以外は等しい程度にしか見えん。
そうだな…一応次か次の次で件の第三者にご登場願おうと思っている。俺の感情は元からあんたにしか向いていないからな、それが表に出れば追う側にでもなりえるだろうさ。

――――

ありがと、う、ございましゅ……っ、はいっ、姉さん方のように、芸事も伽も頑張ります!
(涙を拭ってもらうとすん、と鼻を鳴らし涙声と共に限界を超えた涙を一粒流すが、それ以上は口を閉じて耐えながら楼主の話に耳を傾け。機会があれば、でぴくりと反応し、強請ればいいという言葉には、客を取ることがどういうことなのかくらいはすでに理解していながら、実際に経験していないためかただ期待だけに目を輝かせ、無邪気に残酷な自身の未来を肯定し)

…その機会が訪れることのないよう、願ってるよ。………俺なんかが腹を立てても、仕方ないだろうに。
(背後から聞こえるこちらへの呼びかけに僅かに動きを止めるが、すぐ何事もなかったかのように歩き出しながら後ろ手に手を振り。廊下の角を曲がり二人の死角に入ったところで足を止め、幼子の酷い宣言に奥歯を噛み締めて自分にしか聞こえないような呟きを漏らし、嫌な感情を振り払うようにがしがしと頭を掻いて、汗でもかいて全て押し流してしまおうと己の得物が転がる部屋を目指し)

[43]右京2017年6月13日 01:00

……はは、確かに。それも塗り替えてほしい、と強請れば二回目も容易そうな事だね。にしても一番の上玉が俺とはとてもじゃないけど思えないなぁ…なんて。
引っ張り上げるつもりではあるけれど、こちらも如何せん確信が持てないし負い目もあるからね。時々手を離しかけて振り出しに戻ったりするかもね。傍から見ていたら焦れったいことこの上ないだろうから、やっぱりきっと、第三者に背中を押してもらえないと困るかな。…お前が追う立場になるなんて、私には想像出来ないや。

――――

そう。お前はいい子だね。…幸いな事に、ここは完全に閉ざされている訳では無いからね。また機会があれば会えるさ。なんならお前が客を取るようになった時、お得意様に強請るといいよ。
(じわじわと溢れさせ、しかし零れない涙に感心を覚えつつ、軽く着物の袖でそれを拭ってやり。罪を認めて自分でなんとかしようとする姿はそこいらの大人よりもずっと潔く、大人びて見えて。しかしすぐに年相応の表情が見えれば何処か安堵した様に。相手も姉女郎を見て学んでいるだろう彼女らの可愛らしい「お強請り」でもって連れてきてもらうのも手だろうと。もしも客を取るようになったら、なんて酷な事を言っている自覚はあるが、もう既に決まっている事。隠しても仕方ないだろうと。)
心配ありがとう、隻。…また機会があれば、続きを聞かせてもらうからね。
(視線を相手の方へやるとそれを感じてか、そろそろ自分の居場所へ戻るという相手。逃げようとしているのは明らかで、しかし童子の手前、みっともない手段で引き止めることも出来ずに。やんわりと、しかし有無を言わさない笑みで次は逃がしてやらないと意地悪い事を紡いでやれば、ひらひらと手を振り、そろそろ自分も部屋に戻ろうかと立ち上がって)

[42]2017年6月12日 11:13

……逆に、性交だけなら、他人のを見るのが好きなジジイを出して一番の上玉と一番醜いのを絡ませるなんてすれば、展開的には持っていける。心はともかく、身体は安い場所だからな。
あんたはそれで良いと思う。俺が足踏みしていても、いつか引っ張り上げてくれるだろう?なんて他人任せな物言いだが、どこかで吹っ切れたいとは考えているさ。そうしたら、俺が追う立場になるかもな?

――――

本当に、ごめんなさい…勝手に出歩いてしまったし、怒られてもしょうがないの。姉さん方には自分で言います。でも、そっか、お犬、もういないんだぁ…村にも居たから、会いたかったなぁ。
(楼主の優しい対応にじわじわと子供特有の大きな瞳に涙を溜め、けれどその滴を落とすことはなく耐えて、幼いながら気丈な態度で罪を受け入れようとし。それでも目当ての獣がすでにいないと聞けば、年相応の顔で寂しそうに呟き)

旦那、俺もそいつとそんなに変わらん状況で入ったからな、退散させてもらうぜ。邪魔してすまなかった。……余裕があるなら、あんたは少し寝た方がいいぞ。
(助かった、と思うのは不敬だろうかと考えつつ、憎しみや恐怖しか浮かばなかった子犬に今だけ感謝して、彼女が気に病まないようにと気を払い、幼子に視線を合わせて頭を撫でる優しさを見せる相手に、やはり自分とは違うと再認識し眩しそうにその背を眺め。彼を見つめていたがゆえに僅かにこちらを気にかけたのにも気が付き、場を離れるなら今しかないと少女の理由に被せるような言葉で煙に巻こうとし、ついでに、気のせいだった、という語を押し通すつもりが半分と、客に勘付かせるヘマなどしないのだろうが疲労の色が見える相手への気遣いが半分の言葉を投げかけ、その場を去ろうと背を向けて)

[41]右京2017年6月12日 03:07

やれやれ、お互い何か理由をつけないと動けないって言うのは…。何とも不便なものだね。名前を呼ぶのみでそれでは性交なんて夢のまた夢って気がする。
まぁ、その不器用さがお前の良さだと思っているから私はどうも否定もできないのが現状だよ…。私も見世やお前を守るのが仕事だけどね…、ほら、所有者ってのは我儘と相場が決まっているじゃないか。私も例に漏れずって事だね。

────

おやおや。勝手にこんな所まで来てしまって。私だから良かったけれど、男衆や姉さんに知られたら怒られてしまうよ。
…それにお犬は…私が知っている子の事を言っているのなら高瀬様に預けてしまったから、もうここにはいないんだ。ごめんね。
(こちらの追い詰める言葉に相手はいよいよ何も言えなくなって、今にも泣き出しそうな表情で必死に言い訳を、そして言えない言葉を頭の中で回している様で。あと一押しかと思い口を開いた所で…、ふと、相手の視線が自分の背後に注がれ、動揺したように1歩、2歩と下がってこちらの手からすり抜けていき。ゆるりとした動作で振り向くと、柱の影から顔を出す、ひどく申し訳なさそうな小さな姿。紡がれることばを聞きながらゆったりとした動作で傍に寄り、安心させる様に目線を合わせるようしゃがみ、怒っていないと示す様に頭を撫でてやり。これから彼女から告げられるであろう謝罪を許す準備を頭の中で整えつつ、相手はまだ居てくれるだろうかとちらりと視線を背後に向けて)

[40]2017年6月11日 11:30

相手のためだと免罪符にして呼ぶんだから、優しいってのもない気がするが。
そうしてもらえると助かる。不幸自慢も楽しくないだろうしな。
もっと俺が器用なら違ったんだろうな。生憎と、身の振り方は一つしか知らない。旦那や見世を守る力である事が、俺の意味であり意思なわけだ。

────

う…………っ!
(矛盾点を指摘されれぱ簡単に声を詰まらせ、図星を指されたとわかる苦い顔になって、学のない頭ではまともな言い訳が生成されるはずもなくそのまま押し黙り。この緩くも離れ難い拘束を打開するであろうたった三音の、けれど己の線引きを乗り越えないためにも口には出来ない音を持て余して視線を泳がせ続けていると、彼の背後の曲がり角の背後に隠れ顔だけ出した、おそらく先程耳にした足音の正体であろう幼子と目が合ってしまい、大きく目を見開きながら息を飲み、無意識に一歩二歩と後退り相手の手から離れ)

ごめんなさい楼主さま……お犬がいるって聞いたんだけど、見つからなくて……。
(気まずい時に気付かれてしまったという意識はあるのか、半ば泣きそうな顔になった禿が柱の影に体のほとんどを隠しながら、か細い声でこんな所まで来てしまった理由を紡ぎ)

[39]右京2017年6月11日 01:05

…そうか。不幸を盾にしてしまうと言うのもあり、ではあるのかな。お前は私にはとても優しいから、そういった類の頼みでは断れないだろうし。
…そうだね。犬に関してはもうこれでおしまい。
私は何だかんだで近付きたいと思っているからね…。やっぱり育った環境や地位の違いかな。こういうものは。

――――

……気の所為…、そうか。そうかもね。でも、だったらどうして逃げたんだい?私はお前を引き止めたと思ったんだけど…。
(こちらが顔を上げさせれば抵抗すること無く、従順に顔を上げる相手。何処か切なげな表情をする様子に少しだけ首の後ろがぞくりと震え、その様子を可愛いと思ってしまう。相手は嘘をつくのが苦手だろうと、そう思ってその目をじっと見ていれば数回なにか言いたげに口を開閉させ。結局その時に言葉は紡がれることは無く、こちらから視線を逸らしてわかりやすい言い訳の言葉を紡いで。相手が自分を慕ってくれていることは知っている。名前を呼ぼうとした事も、結局呼ばなかった理由も検討が付いている。それでも呼んでほしいと思うのは自分の我儘だろうか。どうせ今は誰も聞いてはいない。周りに人は居ない、2人だけなのだから少しくらいは構わないだろうと、こちらも少しだけ困ったように笑ってこてりと首を傾げて見せて)

[38]2017年6月6日 10:52

開き直ったら自然に呼べそうなんだが、開き直るまでが長そうでなぁ……だが、上書きしてほしいなんて言われたら、不器用でも何度でも呼ぶかも、しれんな。
逆を言えば、主人には、絶対服従だからな…………面白くもないし、この話はやめよう。どう頑張っても、あれを愛でることはできないことだけ伝われば、それでいい。
……その真綿を首輪と思えば心地良い、というとあれらみたいで嫌なんだが。俺はおそらく、この今の関係を壊すのが怖い。それが好転に向かうのだとしても、な。

――――

そうか…っ、ぅ…………旦那の、気のせいじゃ、ないか?
(急に腕が開放されて不思議に思うよりも体温が離れた寂しさが心に浮かぶものの、そのままそっと両頬に添えられた手の感触に、くすぐったさにも似たぞくぞくとした感覚が背筋を流れて小さく身体を震わせて微かな呻きを零し。次いで優しい力で顔を上げるよう促されれば逆らうことも出来ずに顔を持ち上げ、すぐ目の前にある整った顔の紡いだ言葉に眉を寄せるが、不快よりも聞かれていたのかという困惑と僅かな憂いを表情に滲ませて。何か返さねばと思い口を開き、けれど言い訳も嘘も事実も内心も、どれも言葉にできそうにはなくてただ空気の足りない魚のように開閉させただけで終わり、迷い彷徨わせた視線を再度伏せて目を合わせることから逃れ、結局は一番短くて済む嘘を口にして)

[37]右京2017年6月5日 20:28

……なら、それが初めて呼ばれた経験でなくすればいいんじゃないかな。一度呼ばれたのなら、二度も三度も同じ事さ。
へぇ、意外だなぁ。躾られていて主人の事を良く聞く犬の方が向かってくることは少ないと思うのに。
ははは!成程ね…、でも隻、緩くいつまでも続く平穏な地獄よりも、1度大きな地獄にずどんと落とされて極楽に行く方が寧ろ、後々の事を思えば幸せってものじゃないかな。少なくとも私は真綿で首を絞められるのは嫌だなぁ。

――――


元々そこまで深く眠っていなかったからね。大丈夫だよ。…それよりも、さっき…私の名前を呼ばなかったかい?
(今の心配のされ方からしても、相手が自分をどんなに大切にしているかが伺えて小さく苦笑をしつつ、片手で軽く額を擦り。ちらりと相手の表情を伺おうとすれば、深く俯いて顔を見られまいとする様子に苦笑し。自分の手を振り払えるわけが無いと知りつつ、こうして捕まえるのは少々意地が悪いだろうか。手を離してやると軽くその両頬に両手を当て、軽く顔を上げさせるように。これでも逃げられないことには代わりないだろう。むしろ無理矢理視線を合わせる分相手には酷だろうか。その状態でゆっくりと、相手が一番聞かれたくないであろうことを訪ねて見せて)

[36]2017年6月5日 15:17

……それも、複雑だな。そんなに喜んでくれるなればこそ、まともなところで呼びたい。それこそ"とらうま"になりかねない場面だと、共に嫌な記憶も蘇りそうだからな。
まあ勘弁してくれ。正直きちんと躾けられたやつの方が苦手なんだ。もちろん野良も嫌いだが。
俺らのためもあるが、一番は自分が楽しみたいって輩だからな……。波乱万丈な大団円がお好みの後援者のせいで、波風のない平穏な日常が崩されるのは本当に困る。現状で満足している身からすれば特に、だ。

――――

それなら……っ、…起こしてしまったのなら、謝る。旦那が眠ってるだなんて、思ってなくてな。
(頭から落ちたようで額が赤くなっているけれど、自分の手を借りてとはいえ立ち上がることが出来たのを見て安堵を覚え、よかった、と続けるつもりだった呟きは次いで発された言葉と、握る力が強くなった相手の手によって喉奥に引っ込み、虚を突かれたような顔で目を見開いて。力技ならばともかくただ引くだけでは解けそうにない手に、まさか楼主を、その上想い人を突き飛ばすことなど出来はしないと迷った挙句、顔を見るのも見られるのも避けるように視線を床に落とし、口の上手くない自分が誤魔化せるような方便を並べられるわけなどないので、おそらく見当外れであろうとわかっていながら嘘にならない範囲の謝罪と言い訳を口にして)

[35]右京2017年6月5日 02:54

まぁ、どんな場面であっても、私はきっと後々その時の事を思い返してほくほくしているからね。問題は無いんじゃないかな。
……なんだか、納得が行かないなぁ。なんだか上手く言いくるめられたような、そんな感じ。
過程がどうあれ、結果的に上手くいってしまえばいいんだよ。…そのお人もそういう考え方ならば、私は後々その人をいい人であったと認識することになるのかな。お前はいつまでも根に持っていそうなものだけど…。


──

(手を前に出していた為に咄嗟に手を付くことも出来ず、見事に額を床に打ち据えて。完全に音は聞こえたろうし、相手に逃げられてしまうだろうか。自分も暫くは走れないし、これは夜に理由を問いただすしか無いだろうか。そんな事を考えていれば慌てたような声が振ってきて、ふらふらと顔を上げて。そこには自分が追っていた相手の姿。どうやら転んだ自分に対する心配の方が勝ったらしい。差し出された手を掴んでゆっくりと起き上がり…。立ち上がって尚、その手は離さないまま、むしろ力を強めて悪戯っぽい笑みで相手を見、)
……はは、大丈夫だよ。……それとこれは…捕まえた、と言うべきかな?

[34]2017年6月4日 04:18

あんたにだけだから、そう悪いもんでもないさ。旦那もそうなら、すごく嬉しい。ただ、会話の流れ的に最悪な場面で呼ぶ事になる可能性もあるなと戦々恐々としている。
あー、女共が行為に慣れてるのと同じで、痛みに慣れてるってだけだから、そう気にせんでくれ。あいつらに慣れなくていいなら願ったり叶ったりだが。
完全にお節介だな。まあ、俺にとっては進展出来るような助言をくれる相手、になる予定だ。代わりに俺もあんたもだいぶ振り回される事になるだろうが……。

──

(振り返らずとも誰なのかわかりきっている足音に、ああ起こしてしまった、と申し訳なく感じながらも、何故彼が自分を追ってくるのかまでは考えが及ばず。本来楼主が追いかけてくるならば立ち止まるべきなのは承知の上だが、立場も理解せず触れようとしてしまった己の軽率さを思えば、面と向かって顔を合わせられる気がしなくて、更に足を早めようとした瞬間、背後から足音が消える代わりに何かを打ち据えたような音が聞こえ)
──っ、旦那!大丈夫か!?
(彼が足を取られたのだと瞬時に把握し身を反転させ相手に近付き、緊急事態ゆえに関係云々も頭から吹っ飛んで、焦った顔で膝をついて相手を助け起こそうと両手を伸ばし)

[33]右京2017年6月3日 23:24

名前が引き金になってしまうとは…なかなかに難儀な性分だね、お前も。…いや、私ももしかしたらそうなのかな。お前に普段呼ばれない分、反応はしてしまいそうだ。
……痛め付けられる方がマシなんて、そんな悲しい事を言わないでおくれよ。そんな思いをさせてしまうならば犬に慣れないままでいいと思ってしまう。
おや、そんなお人もいいね。私達の事情を察してくれるのは中々有難い御仁だ。…もしかしたら、世にいういらぬお節介と言うやつになるかもしれないけど、それはそれでなかなかに楽しくなるかもしれない。

────

(なぜ自分でもその名前を呼んでしまったのか分からない。ただ、酷く愛おしく、切なくて仕方なくて、自分と同じ境遇で生まれてきたのに、何故こうも違っているのだろうと。再び目を閉じたところでふと、背後から息を呑む音、同時にこちらの名前を呼びかけて止めた声。その声に聞き覚えがあり、思わず目を見開くと床に手をついて体を起こし)
……、……隻?
(響く足音に慌ててその方向を見ると、丁度廊下の角を曲がっていくその背中が見えて。慌てて庭の方にやっていた足を廊下に乗せて立ち上がり、足早にその背中を追いかけて。自分が相手の名前を呼んだのを聞かれたと思うと恥ずかしい、しかし何故それで相手が逃げるのだろうか。それを聞きたい、聞かなければいけない気がする、と。廊下の角を曲がり、少し先に見える相手に手を伸ばし…、ここで普段運動をしない弊害か、足がもつれて前のめりに転んでしまい)

[32]2017年6月3日 21:25

そうだな、旦那に名を呼ばれたら今回のように衝動的に動くだろうな。俺にとっては殺し文句に近い言葉だ。
……まあ、好きになるのは、無理だな。それなら人間相手に痛めつけられる方がマシだ。終わりがわかりやすい。
いいと思う。すごくいいと思う。俺もあんたを口説きながら俺を焚きつけてくるような、豪快なおっさんを出したいと画策してる。流浪人めいているのに金と威厳のある、どこぞのお忍びの人間とかな。

────

(自身が動いてすぐに寝返りを打った相手に起こしてしまったかと逃走のために足を踏み出しかけるが、そのまま動きを止めたのを見て細く息を吐き、また庇代わりを勤め。見えなくなった顔を残念に思いながら自身より細い背と流れる美しい黒髪を見つめていたが、相手の唇から溢れた己の名と同じ音に息を飲み、何故その呟きが生まれたのか理解せぬまま顔を見たいという欲求の元、衝動的に手を伸ばしかけ)
、……うきょ……。
(漏れかけた名と身体を押し留めたのは、微かに響いた軽く小さな足音。しゃなりと歩く女郎でも、足音を気にせぬ男衆でもない、おそらくは売られてきたばかりで躾のされていない禿のものであるそれに、身を売る女から生まれ落ちながら同じ境遇の女共を食い物にする自身と相手の業と、彼とは違い彼女達を癒すことも手助けすることも出来ない自分との隔たりを思い出し、伸ばしかけた手を血が滲むほどに握り締めて、すぐさま踵を返し一度も振り向かないままその場を静かに離れ)

[31]右京2017年6月3日 02:38

そこは気張っておくれよ。声が出せる状況ならば、私が呼ぶのはまずおまえの名前だろうし。
犬に慣れるのは無理をしなくてもいいんだよ。嫌な顔をしなくとも少なくとも好きにはなれないだろうし…。
……とかなんとか言っておいて、実は私の本体が気のいい爺キャラを好きなだけ、と言うのもあるらしいけどね。

――――

(穏やかな風、暖かな太陽の温もりは酷く心地よく、布団の中のようで。ぼんやりとした夢とも記憶とも付かないそれに浮かぶのはなんだろうか。昨日のあの可愛らしい犬、顔も覚えていない母の事、厳しくはあったが生きる道を与えてくれた父のこと、可愛がってくれた女郎の事……小さい頃から知っている、信頼できる彼の事。少しだけ光が遮られ、瞼をぴくりと動かすも、目は覚まさないままで)
……ん…、
(ころりと寝返りをうち先程とは反対の方へと体を向けると僅かばかり目を開き。とろとろと心地いい微睡みに浸って。今日の夜も昨日の夜の様に、何事も無ければいい。自分目当ての客が来ず、彼の手を煩わせる事もなく、退屈をすることも無く。一つ、規則正しい呼吸の中に薄い吐息を零すとそれと同じ声で“せき”と彼の名前を呟いて)

[30]2017年6月1日 12:05

動けるならば、あんたとの約束もあるし俺が行くんだがなぁ。流れで気張るかもしれんし、気張れないかもしれんし、どうなるか。
……明らかに牙を向いてくるような奴以外は平気になっていきたいもんではある。あんたは気に入ってるわけだし。
顔繋ぎのつもりだったが、本来なれば無礼者だしな。ああ、感じていた通りであっていて何よりだ。確かに、明るい話題を提供しにくい舞台だ。気遣いいただきありがたい。

――――

(庭にはどこから種が入ってきたのかもわからないような雑多で小さな花などがそこかしこに顔を覗かせており、裏の井戸周りから順繰りに居住区の外庭を巡り。客を通して見せるためのものではないとはいえ、野放図ではなくある程度整えられたそこは、外を知らない身からすれば十分なもので、過敏になっていた精神が落ち着いてくるのを感じ)
……、旦那……?
(少し入り込みすぎ楼主の居住区にまで足を進めていたのに気が付いたが、戻るより先に縁側に倒れ伏している見慣れた着物の主を見つけ、何事かあったかと急ぎ足で近寄り。あまりに無防備に、静かに寝ているなものだからかなり近付いてからその事実に気が付き、慌てて音を殺し後一歩もないような場所で立ち止まって恐る恐る顔を覗き込み、なんとか起こさなかったようで胸を撫で下ろし。中郎が掃除などをしている以外静まり返っているとはいえ、夜着の一つも持ってこさせるぐらいしなければと思いはするが、疲労の濃い顔を見るにあまり眠れてはいないのは明白で、起こしてしまわぬよう動くことも出来ず、ならばせめて庇代わりになろうと立ち位置を調整して。とはいえ想い人の無防備な姿を誰にも見せたくないという下心がなかったわけではなく、何もしないから見つめるくらいは許して欲しいと誰に聞かせるでもない謝罪を心の中で唱え、もし起きる兆候があればすぐに姿を消そうと逃走経路は横目で確認しておき)

[29]右京2017年6月1日 01:10

成程……そうなると従業員からの信用もぐらつく、結構問題だね。
はは、我ながらなかなかに悪意のある場面選択だったと思うよ。お前にとっては“とらうますいっち”という物だろうしね。
そうなったら本格的に高瀬の爺様には頭が上がらないね。私も、お前も。…丁度そんな雰囲気で作ったから大体合っていると思うよ。体の繋がりを持たず、女郎の苦労や粋を分かっている善人、そんな人が1人位居ないと本当に暗く落ち込んでしまうからね。

――――

(今日のお客の最後の一人が帰る頃にはもう見世終いの準備はほぼ終わり、従業員達も居住区域へと引っ込んで行き。そんな中、自分は文机に向かい、書類仕事を。厨当番の者から差し入れられた他の者よりかは少しだけ豪華な…、と言っても、握り飯にお吸い物漬物が付いただけの食事を差し入れてもらい、それを片手に筆を走らせて。今度水揚げされる女郎の着物の手配、他の見世との付き合いやタチの悪いお客の対処、考える事は山積みで今日1日で片付けられそうな気がしない。結局眠る事は無いまま日が昇り、少し気分転換にと庭を見に縁側へと出ていき)
……ん…眠いな…。
(縁側に座ってぼんやりと朝日に照らされた庭を眺めていれば、遊郭とは思えない長閑な風景に自然と欠伸が漏れ。あの花はなんという名前だったか、あの木は、あの草は、そんな事を考えて頭を覚醒させようとするものの、眠気には勝てず。ころりと後ろに倒れ、そのまま死んだ様に静かな寝息を立て始めて)

[28]2017年5月31日 18:02

その間に問題が起こってもあんたは出てこれない、というのもあるかもしれないな。さすがに正面切って何かしでかしてくるのは阿呆だが、何故かやけに新規どもの態度が悪いとかな。
そう表現されると俺の方が酷く和やかで、背後がすごく笑っている。一応俺自身には十分絶望的だぞ?
回り回って不手際を起こしてしまった責任、とか言う感じか。高瀬の爺さんは背筋のぴんしゃんした粋な爺さんの印象があるなぁ

――――

(空が白むごとにそこかしこの見世の明かりがどんどんと数を減らし、客と見送りの女どもが大門に向かっては女だけが帰ってくる光景を何件も眺めていると、番頭から「お前も上がっていいぞ」と声がかかり、僅かに頭を下げることで返事に代えて。邪魔にならないよう棍を抱え込み、途中料理番から夕食代わりの握り飯を受け取りつつ、居住区域の自身に充てがわれた部屋へと向かい。部屋の端に棍を置いて四口程度で握り飯を食い終われば、井戸へ手洗いついでに身体を拭い、部屋へと戻れば布団を敷いてさっさと眠る体勢に入り)
――ッ!はっ、はっ……。
(障子から入り込んでくる光から逃れるように上掛けを頭から被り、浅い眠りに身を委ね始めていたが、同じ種類の生き物を目にしたためか、最も忌むべき記憶を夢という形で追体験してしまい、大汗をかきながら跳ね起きて。夢だとわかっていながらも治まらない鼓動に呼吸を荒げながら、今にもまた荒い吐息が耳裏に吹きかけられ、鋭い牙が向けられるのではないかと恐れるように両耳を押さえて蹲り。しばらくの間そうしていたが、時間を置いてなんとか冷静には戻ることができ、さりとてもう一度眠るという気分にもならず、ふらりと立ち上がり花でも見ようと庭に降りて)

[27]右京2017年5月31日 15:52

まぁ、そうなるだろうね…。しかし、指名したところで私を抑制できるわけではないだろうに…。心を折ってしまえという魂胆かな。
成程、あいつは来ないぜ、なんて私が言われて絶望しているその時、お前が子犬1匹に怯えてる絵だね。面白そうだ。
爺様のお世話になっちゃう、かぁ…。まぁ、お前と同じか、似た理由で犬嫌いな子も居そうだからね。ちょっとそれはアレだとおもうけど…、なんなら高瀬の爺様に飼ってもらうと言うのもアリかなと思うよ。

――――

さぁ、そろそろ終いだ。皆、今日もよく頑張ったね。まだいるお客様には気付かれぬよう、静かに慎重にね。
(犬を連れ帰ったお客と相手の間にあったあわや小競り合いでは済まなくなるようなやり取りを知らぬまま、青が濃くなる空を見やり、そろそろかと。格子の中に気怠げに座り込む彼女らや、男衆の注目を軽く手を叩き集め、声を掛け。見世を閉める準備を始めようと。2階の部屋、女郎の白粉や香、人の汗や吐き出された精の匂いが漂う廊下を小さく鈴を鳴らし歩き、中に居る女達だけに分かるよう合図をして周り。自室に戻り、文机の前に腰掛けると今日もなんとか終わった、と深くため息を吐き出してずるりと崩れ落ち。目を閉じて意識を飛ばしかけるのを必死に引き止めた後、ばちんと自分の両頬を打って。休憩している暇など無いと、また元の部屋に戻り。結局いつも通り、今日も皆より遅い時刻よ就寝になるのだろうと)

[26]2017年5月30日 17:46

そうだな、その場合はあんたを名指しの方がらしいかなと思う。他の見世からしたら、潰したいのは間違いなくあんただろうからな。
その見世の遊女が強請っただとかで、流れ流れてその見世が子犬の所有権を持っているのもいいかと思う。うちに連れてこられたら俺を押し留めるためだとか、あんたへの脅しにも使えるしな。
最終的には俺たちでなんとかするもいいし、高瀬の爺さんに介入してもらうでもいい。その犬を回収してうちの見世に置く流れが綺麗じゃないか。俺の心労は酷いが。

――――

(自身の仕事に不満などなく常日頃より真面目に働いていたが、機嫌がいいせいか普段はなるべく下げている顔を無意識に上げたまま見世前に立っていたため、無表情の傷顔を晒したまま警備することに繋がり。妓夫に連れてこられた初顔の客達がたまたまこちらを見た時にギョッとした顔をされたり、馴染みに、お前の顔始めてまともに見たなぁ、などと声をかけられたりしつつ、先ほどの喧騒などなかったかのような平穏な夜を過ごし)
……っ!も、申し訳ございません……。
(客の入りはとっくに絶え、後は諍いか駆け落ちでもない限り出番はなく、すっかりと静かになった通りから東雲の空を眺めていたが、見世の入口の方から聞こえてきた、きゃふんっ、という人の喉から発せられるのとは明らかに違う鳴き声を耳にした途端思わず横に飛び退きつつ後ろを振り返り、その先にいた驚いたような顔をした老人と一瞬で殺気立った供を見留めた瞬間慌てて膝をついて頭を下げ。なぜこの時間帯にもあの畜生は起きていやがるんだと半ば八つ当たり気味に考えながら、地に頭を擦り付ける勢いで固まっていれば、頭上から「よいよい、そんなことせんで。こやつの声に驚いたんだろう。何をされたわけでもないんだ、お前らも許してやれ」と寛容な言葉を投げかけ笑って去っていった上客に、身体の向きを直して再度頭を下げて見送りつつ、酔漢どもの相手より肝が冷えたと細く息を吐いて、客が全員帰ったら早く寝てしまおうと心に決め)

[25]右京2017年5月30日 00:36

厄介な後ろ盾、と言うと商売敵とかがいいかな。勝手にライバル視されている大店の頭、なんて無駄に権力を持っていそうだし、付き合いもある。紹介状でも書かれたら無為に出来なさそうな気がするよ。
…しかし復讐、となると指名はやっぱり私かお前になるのかな。他の子に酷いことをされるよりかはマシかも知れないけど…。

――――


そうしておくれ。…では、私は仕事に戻るよ。
(彼はどうやら納得してくれたらしく、今度からは対処してくれると言う。楼主である自分の気持ちを優先し、尊重してくれる彼は酷く可愛くいじらしく思え、そしてやはりその尻にぶんぶんと振り回される尻尾が見える気がしてしまう。店の中、元いた部屋に戻って心配した様子で掛けてくる書記に対して「うちの番犬は今日も優秀だ」なんて冗談を漏らし。外での1件もあってか客の入りは普段よりも良く、その分裏で不満を漏らす女郎を宥め、尻を叩きながら夜は更けていき。)
……あぁ、高瀬様。では、私の部屋にどうぞ。
(ふと、一頻り話して満足したのか、楽しげに帰ってきた老人に声を掛け、自室へと。自分で縄を噛み切り脱走しようとして居た子犬を間一髪で捕まえ、事情を説明して。二つ返事で了承してくれた彼に子犬を託し、無事送り出すことに成功して。今日はこれ以上大きな出来事も無いだろうと一息吐いて)

[24]2017年5月29日 18:40

ふふ、旦那にそう言ってもらえるなら本望だ。
そうだな、なら少々厄介な後ろ盾をつけて、俺らの弱点を吹き込まれた状態で正式な客として来るのはどうだろうか。無碍に出来ない復讐目的の客、というのは非常に楽しそうだ。

――――

わかった、旦那。次はあんたの耳に届く前に全て排除するとしよう。あんたの周囲に、あんな雑音はいらないものな。
(少し不調気味な背に違和感を覚えるまでもない相手だったと、負け犬の声を上げながら去っていく生酔共の存在を聞き流していたが、見世に引っ込む前にこちらに振り返った己が主を不思議に思いつつ自身も足を止め。これっぽっちも身に沁みてこなかった他人の罵倒とは次元が違う想い人の褒め言葉に、想い人がこちらを見つめているだけですでに若干上昇していた気分が更に上向き、珍しく見慣れていない者にも笑んでいるとわかるほどに表情を緩め。そのままの表情で相手にとって不要なものは全て排除するという物騒な宣言を、求愛のために囁く詩を捧げるのにも似た心持ちで告げるけれど、舞い上がった気持ちのままの応えゆえ彼の真意を汲み取ることはせず)
それでは、手を煩わせてすまなかった。
(穏便に済ませようとしたことで逆に楼主を荒事の先頭に立たせてしまったことを詫びて頭を下げ、表情こそ常の薄いものに戻すものの、犬であれば尾でも振っているのではないかという上機嫌のまま己の持ち場に戻り。一部始終を心配そうに見ていた見世番には、俺であんなに笑えるんだからあいつらは見世物小屋にでも行った方が安上がりだったのにな、などと冗談を飛ばすものの理解はされないどころかむしろ引かれ、それすら気付かない状態で)

[23]右京2017年5月29日 16:15

来ないなんて事は無いよ。こちらとしても数回だけでもあのやり取りは楽しいものだったしね。
さて、無粋な輩についてだけど…今は放置…、としておこうか。しかし数ヶ月も経って私達が忘れた頃に復讐にでも来たら面白くなるかなと思う。どうだろう?
ーーーー

全く…アレは金を積まれても相手はしたくない類の客だね。てんでなってない。……隻、よくやってくれた。しかし侮辱されて黙っているのは私が許さないよ。君を雇っている私、延いては店が馬鹿にされてるのと同意だ。今度ああ言う輩が居たら私が出てくる前に済ませる事。
(背後から骨を打つ鈍い音、複数の蛙が馬に踏み殺された様な呻き声が響くも振り向かないまま。その声に彼の物が混じっていないことだけわ確認しつつ、自分の店の前に到着して初めて彼の方を振り返り。こちらにやって来る彼は傷一つ負っておらず、清々しい程いつも通りだと。「覚えてろ!」なんて有り体な負け台詞が飛んでくるもはて、と首を傾げるのみで。此処は独自の法が働く無法地帯。殺されず放り出されるだけでもいい方なのだと。彼の方を見、視線を絡ませると一度は褒め、そして次には忠告を。本心はただ相手が馬鹿にされるのが嫌なだけなのだが…、それを言うには少し周囲に人が多すぎると。店を理由に今度からは反撃するようにと)

[22]2017年5月29日 11:59

気にするな、こちらに来てくれただけでありがたい。
この馬鹿共の展望はないので復帰、増援等、好きにしてくれ。放置なら適当に片付ける。
しばらくはここに慣れないかもしれないが、よろしく頼む。

――――


おっ、こりゃまた別嬪が……と、ぉ……?て、てめぇ、俺たちゃあ客だぞぉ!?陰間風情だろうにふざけやがって……待ちやがれ!
(自分たちの前に飛び出してきた新たな者の姿に、昨日の女よりも上モンだと一瞬色めき立った男たちだったが、流れるような罵倒を浴びせられてポカンと阿呆のように大口を開けて呆け、ようやく言われた言葉を理解できてきたのか徐々に怒りを露わにし始め元より赤かった顔を更に赤らめ、長く揺れる髪を引っ掴んで引きずり倒してやろうと考えて手を伸ばし)

……ご随意に。
(背後から耳に飛び込んできた聞き馴染んだ声に驚きつつも、妙な動きをされてはたまらないので酔漢共から目を離すことはせず。言いたいことが言い終わったのかあっさりと背を向ける楼主に、自身への信頼と情を感じてうっすらと笑みを浮かべ了承を短く呟き、彼へと伸ばされていた手の甲を棍で手酷く叩き落とし。痛ェ痛ェと手をぶらつかせ騒ぐ仲間の姿に、ようやく己共の武器を思い出したかのように刀に手をかけ始めた男共だが酔いのせいかその動作は鈍く、待ってやるつもりも毛頭ないので肩、腕、足など命に別状はない箇所に、けれど骨程度は簡単に折れるであろうほどの力を込めて棍を打ち付けて向かってくる前に動きを殺し)
お前は、絡んだ相手が悪かったな。あれはうちの頭だ。
(痛みで呻く男たちの回収はなぜだか仕事をしていない自身番が行うだろうと放置を決めるが、彼を陰間と罵った暴漢にだけは再度近付き、痛みに顔を歪めながらこちらを睨みつけてくる視線を真顔で受け止めながら、軽い動作で棍を振るい相手の鼻を物理的に叩き折り、濁った叫び声を耳に入れつつ踵を返し彼の後を追って)

[20]右京2017年5月29日 00:37

こんばんは。遅くなってすまないねわ、
あちらでの続き、酔っ払いが隻に絡むところに返信させてもらうよ。
こちらでもよろしくね。
ーーーー


…随分、無粋な殿方が居られると聞いて来てみればこれはこれは…無粋なんて言葉では言い表せない低俗な輩だ。ここに貴方がたを歓迎するものは1人も居ない。すぐにお帰りを。……おいで、隻。こんな奴等の相手をするのは時間の無駄だよ。
(聞こえた件の酔っ払いの大声と慌てて駆け込んできたお客の姿に何が起こっているかを把握すれば、考える間も無く外に飛び出して。まるで囮になる様に酔っ払いの前に進み出る彼の姿に深く息を吐き出しつつ、つかつかとその後ろ姿に近づくと男達の前に進み出て。普段細めている目を薄らと開き、わかり易く、心底馬鹿にしていますと言う表情と周りに響く声で言葉を紡ぎ。言うだけ言って酔っ払い達に背を向け。短絡的な思考をする奴等のこと。斬りかかってきた時の対処は信頼している彼に任せ、殴りかかってくるならば足払いの一つでもかましてやるつもりで。)

[19]2017年5月27日 22:34

……(楼主と待っていた相手とが会話を始めたのを視界に納め、まさか自分の行動で会話が早々に切り上がったなどと露とも思わず、ただ楼主が珍しく客の前で驚いたような顔をしたことを不思議に感じながら、己の仕事に戻るため視線を外へと戻し)
…………生酔?(しばらくは何も変化がない、いつもどおりの、欲望に目を爛々と輝かせた男たちや客引きの妓夫、何らかの不足が出たのか外町へと走っていく中郎などを眺めていたが、本来であればこの領域に入る前に止められているであろうと思えるほどに顔を赤らめ千鳥足になっている男どもを見つけて、そいつらの紋付きからあまり評判の良くない武士の一派だと気付いて僅かに目を細め)

[18]右京2017年5月27日 22:34

(空が傾き始め、格子の向こうの空の青が薄くなってくれば文机に子犬を繋ぎ、身なりを整えて部屋を出て。花魁や見世の者達の部屋を回りながら声をかけ、準備をするようにと急かしていき。従業員たちも勝手知ったる庭、水が滑り落ちるような速度で見世の準備が整って行き、大門が開く時刻。格子部屋の側、見世に入って少し奥の小部屋でお客様のお迎えをしていて。珍しくこたらから用のある上客の姿に表情を明るくすれば、早速と声をかけて。)
…いらっしゃいませ、高瀬様。…は?…はは、まさかそんな所からバレるとは。えぇ、頼みがあるのです。お帰りの時で良いのでお声かけください。
(こちらが話す前に“何か用事があるのか”と問われ、僅かばかり驚いた表情をしてしまったのは不覚だったか。どうやら不寝番の彼の態度が随分と礼儀正しく丁重な物だったらしい。話が早くて助かる、と相談事を。彼が最近よく話しに行く格子の子に準備をするよう伝えて)

[17]2017年5月27日 22:33

ふっ、ふっ…………はぁ…(逃げ出した後、いつものように素振りなど自己鍛錬を行ったが、どうにもぶつけた背中に違和感があり、身体が資本なのに何をやっているのかとため息を吐いて。客の訪れるような時間が近付いてくれば、裏手の人目につかない場所にある井戸で頭から水を引っ被って汗を流し、手ぬぐいで乱暴に全身を拭って見世の紋が入った浅葱の単衣を着、得物である棍を携え定位置である門前に移動し)
……(常通り門を潜っていく輩に妙な者が混じっていないかを見定め、妓夫に引っ張られて入っていく客をまた一人見流したところで、今日話題に登った何度も顔を見たことのある老人が供を引き連れてやってきたのに気付き、通り過ぎていくまで腰を折って敬意を示し)

[16]右京2017年5月27日 22:33

……頭に入れておくよ。
(こちらを気遣ってか、鳥か兎なら、なんて譲歩してくれる相手。それでも相手が苦手とする物としては変わらないだろう。それに自分としても、犬も鳥も兎も檻に入れたくはないので飼うつもりはさらさら無く。意見を聞き入れるものの、検討するとは口にしないでおいて。)

…意地悪しすぎたかな?…まぁ、今に始まった事じゃないから、大丈夫、大丈夫。
(今までこちらが見せないようにしていたのもあったのだろう。軽く子犬をけしかけてやれば面白いくらいに飛び退いて背中を壁に打ち付ける相手。走り去る背中を見送りつつ、子犬と視線を合わせ、会話をするように独りごち。子犬を連れ部屋に戻ると夕刻になるまで書面の整理をしたり、子犬と遊んだりしてのんびりと過ごし)

[15]2017年5月27日 22:33

……鳥か…………兎、辺りなら、客の不都合にならんし、女共も喜ぶんじゃないか(自分の感情が先に立ち悪しざまに言い募ったが、相手が獣の中でも犬を好いているのは知っていて、それを手放させるように仕向けたのは悪かったような心持ちが僅かばかりはあり。役に立つという言葉を愛玩と捉え、軽く振り返りがてら見世に置いても問題がなさそうで、気合を入れれば自分でも耐えられそうな獣を上げて)
ぅ、わ!?っ、……(しかし、再度室内に目を向けていたのが仇になり、相手が何もわかっていなさそうな子犬を掲げこちらに近付いたのがはっきりと見えて、思わず大袈裟に後ろに飛び退き勢いよく壁に背中をぶち当て。痛みや衝撃よりも阿呆のように場所も考えず逃げてしまった気恥ずかしさで、すぐに体勢を立て直し脱兎の如く走り去り)

[14]右京2017年5月27日 22:32

…人よりは食費は掛からないし、役に立つと思ったのだけどね。
(犬は躾ればいうことを聞くし主人には忠実らしい。この犬種ならばそこそこ大きくなるだろうし、番犬にすれば彼の仕事を少しは肩代わりさせることが出来るだろうかと思っていた為、すこしばかり残念そうで。)
…あぁ。分かった。…ほれほれ、そんな事言うやつは早く行ってしまえー
(相手が部屋を出る間際、捨て台詞めいた言葉に少しだけムッとして見せれば手にしていた毛玉を相手の方に掲げ、少しだけ近づけて見せ。)

[13]2017年5月27日 22:32

お優しいことで。だが拾うのは人だけにしてくれ(苦笑いされたことに気が付いて、意趣返しのように世間一般の常識からすれば真逆の、この界隈でならばよくある事案を宣い)
なら、客が来るまで素振りでもしている。首輪くらいはつけておけよ、旦那(最大限相手、引いては胸の中に抱かれている存在に近付かずにすむ道筋を選びつつ、じりじりとした足取りで出口までたどり着き、捨て台詞のように言い置いて部屋を出ていこうとし)

[12]右京2017年5月27日 22:31

何かを愛でる仕事なら幾ら増えても苦ではないね。
(彼の目から手元を幾ばくか彼の調子は治った様で。分かりやすい物だと苦笑を漏らしながら肩を竦め。花魁と話すだけでそう言った行為をせず帰っていく客は一定数居るが、話に登っている彼は昔からの常連で、太夫、ひいては年季が明けた者達からも好かれていて。外の方でもそんな調子らしいので彼に頼ればすぐにいい飼い主は見つかるだろうと。)
いや、今晩来ると言っていたからね。その時に話してみるよ。あの人が飼えずとも伝手を色々持っているようだし、貰い手を探してくれるだろうさ。

[11]2017年5月27日 22:31

旦那にそう言ってもらえるなら、不寝番冥利に尽きるというものだ。

……今のあんたを知る俺からすれば、失われなくてよかったと、そう思ってしまうな。
咄嗟に動ける距離に居ないと、意味が無いだろう。……本当は、そんな客を呼び込まずとも立ち行けるのが理想、だが。

そうだな、こちらも今暫し消えようか。シーンの以降などで相談する時もあるかもしれんから、その時はまた頼む。

――――

禿たちは、喜ぶんだろうが……むしろ、旦那の仕事が増えるな(遠ざけ隠すようにしてくれたために、気配は以前感じ取りつつもぞわぞわとした嫌悪感はそれなりに落ち着き、ずっと変に力を入れていた身体から力を抜いて、張り付いていた壁から背を離し。自身にとっては恐怖の対象でしかなくとも、普通の、特に女児相手ともなれば愛おしい存在であることは理解しているので、そこには同意し。同時に、子犬と一緒に少女たちまで可愛がるような相手の姿が浮かび、小声でぽつりと零して)
あの爺さんは、旦那の願いなら聞き入れるだろう。文を書くなら飛脚を呼ぶが?(手放す方向で考えてくれているらしい反応に少々態度を軟化させ、問題を起こす客ではないために歓待されている様しか見た事のない者の名と顔を記憶の中で繋ぎ合わせて、善は急げとばかりに提案を推し進めようと申し入れ)

[10]右京2017年5月27日 22:30

お前の役割は大切だよ。無粋なんてとんでもない。この吉原において無粋が居るとすればそれは一部のお客サマくらいのものさ。

私の母親はそんな事をする暇も無かったかけど、もう少し時間があればもしかしたら同じ事をしてくれたかも、しれないね。

…嬌声なんて、私としても、あまり聞かれていて気持ちのいいものでは無いけどね。なんならそれが聞こえないくらいに遠くに居ても構わないんだよ?何かあればそこに聞こえるくらいの大声を出すからね。



…私としてはいつでも呼んでもらって構わないよ。子供の頃から姿を見かけていた相手だ。だからこちらもお前の名前を覚えているのだし、ね。



……さて、そろそろこちらでの会話はお暇した方がいいかな。何かあれば呼んでくれよ。応えるから。

────




(鳴き声にぴくりと肩を震わせる彼にこれもダメか、と。相手がいかにこれを嫌っているかは理解しているし無理強いはしたくない為、それ以上近付かず、近づかせず。体を軽く捻るようにして彼の目に出来るだけ手の中の毛玉が映らぬように務めてやり。)
やっぱりそこなんだよねぇ。…わざわざ世話のために禿を呼ぶ訳にも行かないし…、そも、見世の為にも生き物が居ると広めていい事ではないだろうし…。高瀬のじぃさまに頼むしか無いかなぁ。
(こちらとしてはほんの少しの情で助けたものをどうしたものか、位のことだと言うのに相手にとっては一大事らしい。元よりそこそこ自分に近しい彼にここまで嫌われるのでは飼うことは望めないだろうと少し考え、上客の1人である信頼出来る爺さんの事を思い浮かべて)

[9]2017年5月27日 22:29

すまん、感謝する。
あんたも気張って来るくらいなら、ゆるりと休んでくれて構わないからな。

ああ、この辺りでそんなもんに袖を通すことは仕出かしてないしな。外の法ならどうだか知らんが。
色は野暮だが、元より無粋な役割だ。お似合いだろう。

本人は、長く生きなかったしな。おかげで俺は人の相手はしなくてもよくなった。
…………面倒事が起こりそうなら、離れるわけにはいかない。あんたの代わりは、いないからな。
…声も、聞くのは、慣れている。嬌声が叫声に変わるなら、踏み込めばいいんだろう。いつものことだ……そう、いつものこと。

あんたの名は不寝番に呼ばせるほど軽いもんじゃない。だからこその高嶺の花ってとこだな。
……密かに、あんたの名を呼べる時を期待してもいるが。


────


……(好きになりようがない、などと言ったところで何が変わるわけでもないので発することはせず、ただ無言のままで聞き流し。それでも小さな、おそらくは他者には可愛らしく聞こえるであろう鳴き声が耳に入れば意図せず肩が跳ね、自身を守るように腕を掴み泡立った肌を軽く撫でて)
ぉ、ま……っ!(相手の提案に弾かれたように顔を上げ、必然相手の胸に抱かれた毛玉を視野に入れる羽目になっては隠しようもなく顔を歪め、だが近付いてくることだけはない状態ゆえになんとか心を沈め、相手の顔だけを注視するように尽力しつつも表情は戻らず)
世話は、どうする気だ。旦那の部屋に入れる輩は少ないぞ(まさかあんたが全て世話をする気ではないだろうと言外に滲ませ、徹底的に交戦するような構えで相手の目を見据え)

[8]右京2017年5月27日 22:28

やりたいと言っているのに止める権利は私には無いからね。…レス頻度の件は了解したよ。こちらも似たようなものだから、安心しておくれ。



身長年齢、了承してもらえて何よりだよ。服装の件もわかった。浅葱、か。…浅葱は浅葱でも、水浅葱は着ないようにね。良からぬ輩と思われてしまいそうだから。




あぁ、…成程ね、そういう事か。中々お優しい人だった様だね。お前の母親は。

他人との絡みもお前にとってのいい事に入っていたのか。ならば是非ともそうさせてもらうよ。…面倒なことになったら呼ぶから、ちゃんと私の声を聞き逃さないでおくれよ?




呼び方は旦那……旦那、ね。了解したよ。出来れば名前で呼んで欲しかったけれど、示しがつかないから仕方ない、か。




────




(子犬を抱き上げつつ彼の様子を見れば、壁に張り付いてまるで忍者のようになっている彼の姿。苦笑いをしつつ、獣であればこんなに愛いものですら嫌われてしまうのかとため息を一つ。固い声音で告げられるのは恐らく相手の心情も大いに入った、しかし正しいことで。)

相変わらずお前は獣が嫌いだね。……しかし、確かにお前の言い分も一理ある。
(手の中のもふもふを撫でてやればきゅう、と小さな声で鳴く姿。それに窮屈な檻に入れると言うのはどこかの女達を想像させ、どうも自分には出来かねる、と。目を閉じ、少しばかり思案すれば、恐らく却下されるであろう代案を出してみて)
だけども檻は可哀想だよ。私の文机に繋いでおくのではいけないかな?

[6]2017年5月27日 22:25

もう一人の件、許容してくれてありがたい。勿論無理はしないさ。
だが、元より筆が乗っている時と乗っていない時でレスの速度が違うので、それは勘弁して欲しい。

身長の件、把握した。こちらの年齢は26歳、身長は178cmでいかせてもらう。
服装はあまり考えていなかったが、恐らく浅葱辺りの染めが安い着物を着用しているな。


傷は、むしろ親心ってやつだったというだけの話さ。
仕事で他人と絡むのも萌えに入っているため、ぜひモブ客のこともよろしく頼みたいそうだ。
……この件は、俺が口を挟めることじゃないな。店のために、あんたはそうするのが正しいんだろう。


最後に、呼び名か。おれは器用じゃないんで普段はあんたの威厳を保つためにも、旦那と呼ぶ。
名前はおいおいきちんと呼べたらいいなと思ってる。
よろしくな、旦那。


────


うきょ……(ついに壁までたどり着きそこにびたりと張り付いていて石のようになっていたが、声と姿により現れた子犬の引き取り相手が想い人だとわかれば、普段よりずっとわかりやすく助かったというような表情を浮かべ、そろそろと庇っていた耳から手を離しながら口をついて出かけた名を噛み殺し)
旦那、そういうのは、檻に入れてくれ。着物を汚されたら太夫が鬼になる(未だ壁に背を預け一番身体が遠くなるようにしつつ、獣を視界に入れたくないので俯いて、自分だけの不利益でないことを主張し拘束されているのが筋だと訴え)

[5]右京2017年5月27日 22:24

ーーーー



(店の外で拾ってきた子犬を自室に匿っていたものの、用事を済ませて部屋に帰ってみれば僅かな襖の隙間を残して姿を消していて。さてどうしたものか、誰か他のものに見つかり、つまみ出されてしまう前に見つけなくてはと思いながら暗い廊下を早足に歩いていれば、一つの部屋の中から怯えた声が聞こえて。)
……おや、こんな所にいたのかい。迷惑をかけてすまないね。
(もしやと思い部屋の中を覗けば怯えた様子の彼の足元にまるまるころころとした毛玉を見つけ。良かったとばかりに部屋に踏み入ると抱き上げ、その頭を撫でてやりながら彼に少しだけ申し訳なさそうに眉を下げて)

[4]右京2017年5月27日 22:23

やぁ、スレ立てお疲れ様……かな。
募集板で言っていた事…こことは違うところでもう1人想う事、こちらとしては全く構わない。ただ、無理はしないで欲しいな。
こちらも自分の素性と好みについて、もう1度記しておくよ。

……っと、そうそう、一つ言い忘れていた。年齢について、こちらからは指定はしないから、26歳で。身長はちょっと近いと嬉しいから178cm程度でやって欲しいな。

【提供】
右京 (うきょう)
黒髪黒目
身長180cm
年齢27歳
腰まである長い髪を紫水晶の飾りの付いた簪で結い上げており、細身な体も相まって後ろ姿は何処か女性的。幸いな事に身長のお陰で女とは間違えられた事は無い。顔立ちは整っており、垂れ目がちの目や柔らかな表情で優しげな印象。着物は暗い寒色の物を好む。
体つきは上記の通り細身。服を脱ぐと縄痕、吸い痕等が付いているとか、付いていないとか。

職業柄にこやかな笑顔を浮かべて居ることが多く、お客にも柔らかな物腰で接する。それ故に甘く見られる事も多く、面倒事にも多く当たってきた。その結果、度胸と精神力は付いた様。引き際を弁えておりおまけに口が達者。面倒な客を口で負かす事多数。殴り掛かられる寸前に用心棒に任せて自分は一切怪我をしないなんて事も。
商売上手で商品も大切にするのが信条。お得意様相手に希望があれば、自ら体を売ることもある。
動物好きで相手を犬に例える事が多く、その度嫌がられてこちらは大笑いする、と言う流れが出来上がっている。自分の好きなものに好きなものを例えているだけで悪気はない。
前楼主の息子。生まれた時から花魁や用心棒に囲まれて育った。

萌/シリアス、切ない系、無口、長身、両片思い、無自覚、射精管理、緊縛、等萎え以外
萎/みさくら、ロル内の記号・顔文字、過度なヤンデレ、メンヘラ

顔の傷のことは把握したよ。…意外だね。恨んでるものと思ったのに。矢張り、母親って言うものの存在は大きいのかな…私には分からないけど。

犬嫌いについても、モブ客さんについてもこちらはなんの嫌悪感も無い。好きに回してくれ。そちらがいいと言うのであれば、モブ客さんのお相手をする所までしてもいいのだけど…、どうだろうか。

……これ以上何もないようなら、あちらでも書いたロルへの返信をさせてもらうよ。
宜しくね、隻。

[3]2017年5月27日 22:18

このレスでは、募集スレで書いていなかった要素を書こうと思う。

まず、俺の顔の傷は産み落とされた時に母につけられたものだ。この設定は変更する気はない。
俺が母をこの傷で恨むことはないとだけ伝えておく。

犬嫌いは獣姦設定がついていても大丈夫かどうかで変わる。
まあ大方予想のつくだろう範疇の出来事だ。

二つとも詳細が知りたかったら書くし、やり取りの間でわかっていきたいなら書かない。
その要素が出てくるかはわからないが。


あんたが嫌うことはしたくないので、こっちがした行動が苦手だったらすぐに言ってくれ。改める。
また、客モブがあんたに絡むかもしれないが、そういうのが苦手だったら一瞬出てくるだけにする。
苦手じゃなかったらあの時はよかった、また相手願いたいなどとネチネチしてくるかもしれないので、好きに対処してくれ。
そういうプレイ、結構嫌いじゃなかったりするからな。



さて、長くなったが、募集スレの下記ロル例に返信してもらったので、そのまま続けるつもりだ。
別シチュから開始する場合はやりたいシーンを言ってくれ。
じゃあ、ずっとキャラ口調で悪かったが、これからよろしく頼む。



来、るな……!(足元に近寄ってくる小型犬を相手にひどく狼狽した様子で拒絶の語を吐くが、無論獣相手に通じるはずもなく邪気もなしにじゃれついてこようとする毛むくじゃらに激しく硬直し、凍りついた表情は傷跡で歪んでいるものの明らかな恐怖を示しており)
……っ!(きゃふん、という可愛げしか感じないような鳴き声を聞いて一層顔色を悪くさせ、じりじりと後ずさりながらも不自然に千切れた方の片耳を押さえ)

[2]2017年5月27日 22:16

以下コピペデータ


遊郭で不寝番をやっている俺の高嶺の花を募集していた。

俺は人間が嫌いだ。獣も嫌いだが。
植物は好きだ。あれは静かだし、命令もしてこない。
そんな俺が一番好きな花。あんたはそれに似ている。
もちろんあんたが俺の手元に来ることなんて、万に一つもない。
それでも想うだけなら、俺にだって許されていいだろう?


【募集】
必須項目・属性 リバ
・成人済み
・レス 一日~十日のムラ許容。二十日以上で打ち切り
・文字数 状況によるが()内百以上程度
・舞台 言葉や背景が厳密でなくても平気

・楼主
あんたはこの店の頭だ。相当やり手で、金払いの太い客には自ら相手をすることもあるとか。


【提供】
隻(せき)
黒髪黒目
165~178cm  指定がなければ175cm。望むなら189cmまで伸びる
18~32歳  指定がなければ26歳

娼婦の子で生まれた時から店にいる。人前では顔を隠すか俯いていることが多い。
適当な短髪で前髪だけ長い。顔立ちは整っているが、つり目と傷跡で恐ろしい容貌になっている。
客に出せる顔でないため用心棒として扱かれた。細身だが筋肉質な身体は傷跡だらけ。片耳は食いちぎられたように欠けている。
口数が少なく無表情。好きな花とあんたの前でだけは表情が僅かに緩む。獣、とくに犬が大嫌いで小さな犬相手にも恐慌状態になる。

萌/強かな性格・男前(外見、性格どちらでも)・長身・射精管理・その他萎え以外
萎/みさくら・過度な女々・女体化・記号、顔文字
死亡や切断、重度SMなんかも対応する。
リバ募集なのは俺的にはどっちでもいいからで、背後的には抱きたいし抱かれたいからだそうだ。


前述の通り、俺が片思いをしている相手があんただ。
竜胆の似合うあんた。
一輪でも凛と美しく咲く花に、生物の頂点の名がつけられるほど苦い根。まさしくあんたそのものだな。
手折るつもりなんてない。ただ、その高貴な色を眺めることくらいは許してくれ。

[1]2017年5月27日 19:57

右京の旦那待ちだ。

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