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[433] 南遥(コノハ)×南智花
透明なゼリー状の水が、なめらかな彼女の素肌にぬるぬると絡みついているのだ!
南遥(コノハ)「ど、どうしたの!? いったいなにが――」
南智花「……っ、は、遥、たす……け……て……ひゃんっ!」
目の前でドタッと床に倒れこみ、悶えるように喘ぐ南智花。
南智花「……や、見ない……で、はずかしい、あんっ、ひゃんっ!」
ビクッ、ビクンッ!
赤く火照った南智花の裸身が、痙攣するように跳ねあがった。
(……ごめん。ドキドキするなってほうが無理だよ!)
南智花はあわてて視線を逸らすが、聞こえてくる喘ぎ声はかえって想像力を刺激する。
南智花「あ……ひゃんっ……そんな、とこ……だめぇ……」
どうやら精霊機関の水精霊が暴走しているようだ。
南智花は必死に制御しようとしているのだが、あんな状態で集中できるわけがない。
南遥(コノハ)「待ってて、いま助けるから!」
南遥(コノハ)は目を閉じて意識を集中した。
南遥(コノハ)「荒ぶる水の精霊よ、我が命に応じて鎮まり給え!」
小声で鎮守の精霊語をつぶやきながら、右手に神威カムイを込める――
南遥(コノハ)「智花っ、僕の手を掴んで!」
南智花「や、ひゃっ……ん!」
南智花は熱い吐息を洩らしながら、なんとか手を伸ばした。
指先が触れあった、瞬間。
パァンッ!
暴走していた水精霊は形質崩壊し、すーっともとの水にもどった。
南智花は水浸しの床に倒れこんだまま、火照った顔で荒い息をついている。
ほどけた紅い髪が肌にはりついて、妙に色っぽい。
南遥(コノハ)はあわてて顔を背けた。
南智花「ありがとう...//あなた」
息を整えながら
南遥(コノハ)「いや、智花が無事で良かったよ」
そう言うと智花を抱き上げバスタオルで拭き優しく抱き締め