[10] 日下部　智也
あ、いや、それは嬉しいんスけど…、なんと言いますか、心の準備…的な…。（ため息聞けば慌てて弁明） な、なんスか。何で見てるんスか…！（大きな身体縮こまり、びくっ） メインは兎も角、こっちまで奥手なせいでネエさんに遠慮されたら嫌っスから…。（照れ隠し顔ぷいっ） 初回ありがとうございます。それではよろしくお願いします、馨さん。 んぇ…？何処っスか…、ここ…。（サークルに参加して幾度目かの飲み会。自身の目標とも言える先輩と共にする機会を得て、そのノウハウを学ぼうと意気込んでいた為かそれとも単に普段から酒に慣れていない為か瞬く間に酔いが回ってしまい。相手の思惑通り、相手が導くままに付いて行けばそこは見知らぬ部屋の中で。しかし、相手に連れられていったのだから相手の家だろうと勝手に納得してしまい、不穏な言葉もいつも通りの冗談だろうと特に警戒している様子も見せずに額に腕を置いたまま答え）もう…ちょっと、休ませて下さい…。すみませんっス、馨さん。