[55] 伊武深司
だから、俺は知らないあいだにみんなの心抉ってんだろうなぁ…。 ふえ……なんで俺に…なんだよ仕返しのつもり？(自身の頬が引っ張られたことで、つい間抜けな声が出てしまい。しかし至って冷静に反応して) そうやって暈されると気になるんだよなぁ…ねえ、何考えてたの。 え、そうかな。思ったことそのまま言っただけなんだけど、いいこと言ったのか俺… まあ思慮深い俺には神尾みたいな単純なやつが似合うんだろうけどさ…たぶん。(無意識にデレると、考えるそぶりをして) あーそれ、なんか面白そう。でもお湯沸かしてどうするの？あ、お茶くらいは作れそう…。 ベタベタはしないよ。俺も冬場はつけてるしね…静電気防止にもなるしパサパサしないんだ。(ほら、と自身の髪を一房すくってサラリと流して見せ) 何がやばいのかわかんないけど、また寒くなったら唐突に抱きつきにいくね。