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愛する事を教えてくれた彼女。彼女に出会う前の世界は何もかも色褪せていたようにすら思えるくらいで…涙などとうに枯れ果てていると思っていた筈なのに、……溢れてしまう。止めどなく。こんなにも離れたくないと思うのは…初めてだから。こんな自分が愛される資格があるのかと。…触れる事が怖くて堪らない。何気ない挙動の一つ一つですら今は身構えてしまう。恐る恐る手を伸ばし、躊躇いながら身を寄せ、彼女へ届いたところでほんの一時安堵を覚え考える。これ以上触れても良いのかと。勘違いをしてはいけないのだと。傍に、ずっと居たいから。嗚呼…大好きだ。