[298] 機械技師
いつも相手をしてくれてありがとう。 君とのやりとりが日々の糧で、生き甲斐なんだ。……なんて、重たい事を言ったら気味悪がられるのは流石にボクにだって分かるから、直接は言えないね。 君の文が大好きだよ。形式はボクとは全く違うけれど、だからこそ、その技術を尊敬しているし、その時々の心情までを描いてくれる君の言葉が好きだよ。 ……君は好きだ。なんて言ってくれるけどさ、長文過ぎて駄目だな……って、ボクはボクの文をいつも思ってる。だって、読むのにも返すのにも、君の時間を奪ってしまってるから……。でも、そんな文にすら律儀に返してくれるのが嬉しくて……ああ、駄目だなぁ、読んでいる間、お返事を綴ってくれている間は、きっとボクの事を考えているからそれも嬉しい……だなんて、我ながら気持ち悪いなぁ。 これ、本当に君には、君たちには見せられない。手紙になっちゃったね。……でも、まぁ……この場所でくらい、いいよね？ ……こんなボクだけど、ボクたちだけど、これからもよろしく、ね。少しでも、君の逃げ場となれるよう……これからも安らげる場所を作れるよう、ボクはボクの出来ることを頑張る、よ。 ……以上、代理人の機械技師から……だけど、……ボクの場合全くの無関係って訳でもないから、なんかちょっと、気まずい、ね。