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[45] R・Mustang
  名前を隠す事も口調を隠す事も無いだろう、想いは普段から口にしているのだから。それでも尚足りない…君と言う存在が、太陽のように眩しい笑顔が、燃え盛る炎よりも熱いその手が私を乾かし、水の如きその優しく潤す口付けが私を満たしていく。 寝ても起きても君の事ばかりだ。最早君無しの生活も人生も無価値で無意味に過ぎない。 足りない、この激情が愛なのであれば喜んでこの気持ちに私は君の名を刻もう。もう後戻りの出来ないこの収まらない感情の波が、君への熱い想いが、渦を巻くように繰り返し胸の中を駆け巡るんだ。 そして行き着く先は『あいしている』と言う六文字の単純なモノ。 どんな綺麗な言葉で飾ってもこの言葉の前には全てが無意味だ。 だが私の気持ちは虚飾の愛では無い、だから今日も昇ろうとする太陽へ向かって手を伸ばし…金星にも負けない美しい金色へこの溢れる愛を叫ぶ。 豪華に彩られた言葉の裏にただ一言『あいしている』の言葉をそっと添えて。  

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