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[1043] 男性刑事
───参った、なッ!! (銃底を構えて振り落とし相手の後頭部を叩いた後、伏せた頭に膝蹴りを放つと腐臭を放つ"それ"は仰向けに倒れると同時に頭が転がり落ちて。先行させた後輩を守り殿を務める為とは言え赤黒い血の染み込んだ一張羅のスーツの着心地の悪さ、そして頼りなくも弾丸の切れた二挺の相棒に焦燥を隠しきれず負けじと笑って見せつつも既に体力は限界間際で。出口は目と鼻の先だと言うのに徘徊する死体の群れを捌き切れず最早これまでかと壁を背にネクタイを緩めつつ煙草に火を付けて) …アイツは…ちゃんと逃げたか… …なら…よし…

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