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>>119続き

備考:元々は魔術回路の存在しなかった少女。
だが両親共に生粋の魔術師であった為に魔術回路を後付けされる事になる。
生来虚弱体質で、度重なる魔術回路移植実験の影響もあり、一年程前までは緩やかに神経細胞が侵され身体を動かす事が出来なくなっていく症状を引き起こし白く無機質な病室で育つ。
一年前、偶々適合する魔術回路が移植され緩やかに自力で動くことが可能になったものの既にぼろぼろの身体では強力な魔術の長時間行使が難しく、また毎日決まった時間に自家調合した水薬(霊薬の一種)を飲まなければ指先や足先から上手く動かなくなってしまう後遺症を持つため、長時間の外出や遠出が気軽に出来ないと思い込んでいるが実際には服薬さえきちんとしていれば日常生活に問題は無い。
代わりに工房は神殿とまではまだ言えないが日々磨きを掛けている。
聖杯への願いは本物の祖国の海に行くこと、と非常に細やかで彼女一人では叶えられないものである。