青い君と赤い私【非募集】

>>999


…誕生日でなくても甘えてくれて構わないのだが…。では、出来る限り早く帰って来てくれ。君を出迎えられる様に私も早く帰ってこよう。一言でも十分過ぎると言うのは変わらない。だが…強制させる事ではないだろう？それに、君の厚意を無下にしたくない。何を言う。君は可愛い。可愛いと思わなければ、愛でようとも思わんだろう。…、我儘を言って、君を困らせたくない。

なら、安心して君の帰りを待っていられるな。…、甘くては駄目、かね？…では、今はお預け、だな。確かに、何の理由もなしに君は嘘を吐かない。なら、先程の言葉を撤回する必要もないな。確かに大掛かりなものではあるが、…君への負担が大きいのでは？天草、…うむ…確かに彼は神父らしい、か…。……、その、やはり二人きりでは、駄目、か…？君以外に、…見られたく、ない。んッ…。…嬉しくて、幸せで、…どうにかなってしまいそうだ…。（　頬を撫でる掌が心地よく擦り寄り、強く吸い上げられては思わず身を震わせるも、縋る様にぎゅう、と抱き締めてはぽつりと呟き、　）