青い君と赤い私【非募集】

>>888


…そう気にせずともいいと言うのに。君が、悪い事を？…例えば？嗚呼、意外だ。人から言われるのは嫌がるから。…まあ、猛犬と呼ばれているのだから、自分から言うのであれば納得出来る、か。…、……分かった。君が別れると言い出す迄は、私から離れたりしない。…、そうか。君が幸せなら、私も嬉しいよ。本当に、心からそう思う。

…努力は嬉しいが、…無理は、しないでくれ。ちゃんと、此処で待っているから。…そう言われると、嘘でも自惚れてしまいそうだ。

まあ、会話が終わる訳ではないが、…少し前は、返事をしてしまったら、また３、４日は会えないのだろうと思ってな。だから…、名残惜しくて、返し難くなった。…、私迄同じ事をしていては、直ぐに会いたいと呼び出す事になってしまう、かもしれない。物好きの君とて、それは流石に鬱陶しいと思うだろう？…だから、君が会いたいと思った時に呼んでくれ。私にはこうして目一杯愛でる事の方が性に合っているからな。これが私の仕返し、だ。なら、安心したまえ。これからも、私は君を愛し続けよう。君が、愛されている事をちゃんと実感出来る様に。

そうだな。所詮は仮初の肉体。消えれば残るものなど無い。…否定はせんよ。褒められる様な事などしていないからな。