青い君と赤い私【非募集】

>>996


誰よりもって、ちゃんと祝ってくれる奴はお前しかいねぇよ。だが、そうなりゃきっと、早く帰りたくて仕方無くなりそうだ。俺が言いたいんだよ、おめでとうで終わらすのはどうも足りねぇ。嬉しいじゃなくてだな…、ま、嫌じゃねぇ時点で俺の負けか。いや、来年もってことだ。思い付いた願いを我が儘だとかで遠慮されたら意味無ぇからな。
ふ、やっと、全部手に入れたってとこだな、完全ではないが。折角手に入れたのに手離すような真似なんざするかよ。まぁそう言う趣味はないが、男のじゃなく「お前の」が付くなら別だ、正直揉みたい。……いやいや、俺が嘘なんて吐いたことなんざあったか？…おう、それは当然として、…やっぱり見届け人と言うか神父役が一人は必要かね。…ふ、…随分可愛い白猫もいたもんだな。（　甘えるような仕草に表情は緩むばかりで、はらはらと前髪を落とさせるようにして触れては愛しそうに目を細めて耳裏を軽く撫でてやってはわしゃわしゃと遠慮なく頭を撫でつつ空いた手で相手の腰を抱き寄せて、　）