異形の森の魔女

──魔女さん、魔女さん。きっとまだ貴女の寿命は尽きていないでしょうから、是非とも後継者として立候補させてくださいな。…魔女さんの仰るように、この体ではどうも"普通の女の子"として生きていくのは難しく…。森で後継者を探している貴女と、街を離れての暮らしを望む私。双方にとって、悪い話ではないでしょう。

年齢は此方の自由ということでしたが、性格や容姿、口調等に関してはご要望があれば出来る限り応えたいと思っています。貴女が望む私の姿でお相手させていただきますね。

…ああ、そうでした。それともう一つ。私、自分がただひたすら貪られるだけの…簡単に言ってしまえば、受け身になる行為には食指が動かなくて。偶には魔女さん、貴女のことも愛でさせてください。痛い思いや苦しい思いをさせないように励みますので。…勿論、痛めつけられるのがお好みでしたら、それはそれとして貴女に満足していただけるような方法を模索するつもりですが。

さて。長くなってしまいましたが、この時点で相性に不安があるようでしたら、このお話は無かったことにしていただいて構いません。態々お時間を割いていただくのは申し訳ありませんもの。…ただ、もし少しでも、私に興味を持ってくださったのなら。その時は、貴女の傍に置いてやってくださいね。