[2] 創作娘
① ……あ、起きた？ あんた行き倒れてたのよ。そんなボロボロで何があったのかは知らないけど……適当な応急処置だけはしといたの。お腹空いてるでしょ、ご飯あるけど食べれそう？ (拙い手当てにより包帯ぐるぐる巻きの状態で目を覚まし、痛む身体をむくりと起き上がらせる彼に気付くと安堵の表情を浮かべ寝台まで駆け寄り、頬に手を添え顔を寄せて、覗き込むようにしながら心配を露わに問い掛け。野草を摘みに森に出掛けたところ血を流して倒れる彼を発見し自宅へ運び込み、悪い夢に魘される彼の頭を撫で続けたり手を握ってあげたりと献身的に面倒を見ていたため一睡も出来ずに、疲労が表情に表れており) 心配性気味の独り暮らしの少女に拾われ、そのまま匿うように面倒を見てもらうことに。人口の少ない村、というか民家の間隔が遠すぎて最早森のような立地なため他者の介入もなく、なんとなく同居生活が始まることに。ひとつ屋根の下、男女二人が暮らしていれば恋愛感情も芽生えるし過ちもあるだろうし。……早々に襲われて肉体関係を持ち、そこから互いを意識するようになる展開が希望です。