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[35] 右京
まぁ、どんな場面であっても、私はきっと後々その時の事を思い返してほくほくしているからね。問題は無いんじゃないかな。 ……なんだか、納得が行かないなぁ。なんだか上手く言いくるめられたような、そんな感じ。 過程がどうあれ、結果的に上手くいってしまえばいいんだよ。…そのお人もそういう考え方ならば、私は後々その人をいい人であったと認識することになるのかな。お前はいつまでも根に持っていそうなものだけど…。 ── (手を前に出していた為に咄嗟に手を付くことも出来ず、見事に額を床に打ち据えて。完全に音は聞こえたろうし、相手に逃げられてしまうだろうか。自分も暫くは走れないし、これは夜に理由を問いただすしか無いだろうか。そんな事を考えていれば慌てたような声が振ってきて、ふらふらと顔を上げて。そこには自分が追っていた相手の姿。どうやら転んだ自分に対する心配の方が勝ったらしい。差し出された手を掴んでゆっくりと起き上がり…。立ち上がって尚、その手は離さないまま、むしろ力を強めて悪戯っぽい笑みで相手を見、) ……はは、大丈夫だよ。……それとこれは…捕まえた、と言うべきかな?

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