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……逆に、性交だけなら、他人のを見るのが好きなジジイを出して一番の上玉と一番醜いのを絡ませるなんてすれば、展開的には持っていける。心はともかく、身体は安い場所だからな。 あんたはそれで良いと思う。俺が足踏みしていても、いつか引っ張り上げてくれるだろう?なんて他人任せな物言いだが、どこかで吹っ切れたいとは考えているさ。そうしたら、俺が追う立場になるかもな? ―――― 本当に、ごめんなさい…勝手に出歩いてしまったし、怒られてもしょうがないの。姉さん方には自分で言います。でも、そっか、お犬、もういないんだぁ…村にも居たから、会いたかったなぁ。 (楼主の優しい対応にじわじわと子供特有の大きな瞳に涙を溜め、けれどその滴を落とすことはなく耐えて、幼いながら気丈な態度で罪を受け入れようとし。それでも目当ての獣がすでにいないと聞けば、年相応の顔で寂しそうに呟き) 旦那、俺もそいつとそんなに変わらん状況で入ったからな、退散させてもらうぜ。邪魔してすまなかった。……余裕があるなら、あんたは少し寝た方がいいぞ。 (助かった、と思うのは不敬だろうかと考えつつ、憎しみや恐怖しか浮かばなかった子犬に今だけ感謝して、彼女が気に病まないようにと気を払い、幼子に視線を合わせて頭を撫でる優しさを見せる相手に、やはり自分とは違うと再認識し眩しそうにその背を眺め。彼を見つめていたがゆえに僅かにこちらを気にかけたのにも気が付き、場を離れるなら今しかないと少女の理由に被せるような言葉で煙に巻こうとし、ついでに、気のせいだった、という語を押し通すつもりが半分と、客に勘付かせるヘマなどしないのだろうが疲労の色が見える相手への気遣いが半分の言葉を投げかけ、その場を去ろうと背を向けて)

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