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[47] 右京
はは、まぁこの間の返しはこちらも中々苦しいなと思っていたからね。お互い様と言うことにしておいておくれよ。
ならば子供は…、いや、彼女達は彼女達で見ていられない、と言ったところかな。
甚助様、だね。了解したよ。こう言ったものがあるとわかり易くていいね。高瀬様についても次に来た時、簡単な紹介を出そうかな。
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(目の届く場所にある彼の姿に自然、視線がそちらに向いていれば自分とは違い、なんとも眠たげな相手の表情。眠っていないのだろうか。自分にはああいう風に言っておいて。今日のうちに何か話す機会があったなら、絶対それを指摘してやろう、なんて。そんなことを考えながら自分はお客に向かい、挨拶を交わしてればあちらの方から上がった声。驚きそちらを見遣れば彼の近くに見知った人物の姿があり。どうやらまたちょっかいをかけているらしい。本当に気に入られている様だと少しだけ目を細めつつ、次はこちらにやって来る上客の姿に頭を下げ応えて)
ようこそ、甚助様。千早でしたらついさっき、貰われて行ってしまいましたよ。初会の方でしたし…少々、お待ち下さればお相手をさせられるかと。
(男に言うには凡そ合わない褒め言葉、それでも言われ慣れているとばかりにさらりと流して。彼のお気に入りが誰かは既に把握しており、少し頭を巡らせ、彼女の今の居所を告げ。しかしあのお客は作法もしきたりも余り理解していない様子。軽く説明をしたものの聞き流していたし、早々に振られて帰ってくるだろうとあたりを付けて。万が一帰ってこないようならば、彼女の実の妹を勧めようか。顔は何処と無く面影があるし、まだ初々しい子だ、と。こういう時ばかりは彼女達への気遣いは捨てなければ。ここに来たのは間違いだったか、彼に醜悪な自分を知られたくはないと、人知れず小さくため息を零していて。)