表示設定を共有できる[みんなの表示設定]を実装しました。オススメの表示設定を絶賛募集中です。

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むう…俺も返しにくいものを書く側だからな、そちら側も留意するようにしよう。 そう、だな…こちらが勝手に落ち込んでしまうから近付かない。そもそも見世に出る頃でもないと、あまり接点もないしな。 共通設定があれば旦那が必要な時に呼ぶことも出来ると思ってな。今回は俺が回しているが、適当に来店させてくれても構わない。高瀬殿の設定もあるならぜひ頼みたい。この間は勝手に使ってしまったからな…。 ―――― おう、間が悪かったか。まあそれならそれで…ちょいと話にでも付き合ってくれや、楼主サマ。なァに、千早が来りゃあ解放するからよぉ。 (愛しい女を前にすれば離れていた期間を盛大に寂しがってみせる割には、今は相手が出来ないと言われてもさして気にした様子はなく、むしろニヤリと無頼漢のふりが板についた笑みを浮かべて了承もなく相手の指先を取り顔を近付け、秘密話でもするかのように声を潜めてまるで口説き落とすような声色で誘いをかけ) ……、… (手加減無しの張り手にすっかり忘れていた背中の痛みを思い出させられ、少し無言のまま棍を杖代わりに俯き耐えていたが、馴染客が楼主の方に向かっていったのを見ればそちらに視線を向けずにはいられず。彼が上客と会話するのはいつものことであるとわかってはいるのだが、あの流浪人のふりをした男が相手だと何故か焦燥感めいた感情が駆け巡るのを止められず、会話が聞こえてこないとわかりながらも耳を澄ませていると、客が想い人の手を取り顔を近付けたのが見えて思わず眉を潜め、問題があるようならばすぐにでも対応できるように棍を構えて)

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