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[59] 右京
はは、それはいいね。キメ顔でかっこいいセリフを言った後に蹴躓いたり…、そんな風に千早だけには少し情けない所を見せていればいいかも知れないね。 ……おや、そんな制限があるとは。初耳だな。とは言え、以前いた場所では300字が限度だったから文を削るコツは掴んでるのだけど…。 思うだけならまだしも、口に出して言うのかい!?そんな鬼の所業…、何処で覚えて来たのやら。私は悲しいよ…(泣き崩れる振り) ―――― さて、ね。…お気に入りなんじゃないかな。お前は何だかんだ他の不寝番よりもしっかり反応を返してくれるから…。 (相手が分からないと首を捻る内容に僅かに苦笑を浮かべ。相手は自覚していないようだけれど、その事に関しては自分もあのお客の気持ちがわかるような気がする、と。つまるところ、相手は優しいのだ。面倒だ面倒だといいながらも何だかんだでまともな返答を返してくれるし、普段の仏頂面の変化を見つけると堪らなく楽しくなる。勿論、それが全てでは無いだろうが、絶対一因にはなっている筈だ、と確信を持って。今日の居場所と決めた番頭の所に戻るとお疲れ様、と労い、更に門に戻る相手を追いかけ、仕事を任せてしまった彼とは別のもう1人の不寝番の所に行き、懐から金平糖の包を一つ出して掌に置いてやって。彼は確か甘いものが好きだったと記憶しているし、この位の菓子ならば通りに目を光らせながらでも食べられるだろうと。) …ご苦労様。隻を借りて悪かったね。

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