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[63] 右京
/おぉ…!たった1日で随分と話が進展して…!!知らない体でとのこと、了解しました。こちらは千早との平和な会話となっております。廓言葉はあちこち調べて作ったのですが、恐らく間違いだらけですので、どうぞ、寛容なお心で流してやって下さいませ… ーーーーー …ありがとう、千早。あぁ、あれは…少しかっとなってしまっただけ、大丈夫だよ。 (夜明け前、もうそろそろ入るお客も居らず、見世を閉める準備に入る頃。あちこちを急かして周り、部屋に戻って書類仕事に励んでいると、ふと戸の向こうから声が掛かって。そちらを見遣れば今日の失態を目撃していた千早の姿があり。そういえばいつも早めに帰るお人だったと思いつつ、彼女と向き合えば会口一番に謝罪と心配の言葉を告げられ。やんわりと笑って大丈夫と告げて笑って見せて) 旦那様が平気でもわっちはじれったいもの。甚助様にお灸は据えておきんした。……今度何かありんしたら、「千早が“三日月の時の事”を教えてくれる」と言っておくんなんし。 (大丈夫、と言う楼主に僅かに視線を向けるも、すぐにやれやれと言った様子で肩を落とし。しっかりしているお人だ。しっかりしすぎているとも。あんな取り乱して見えたのは初めてだった、相当の事を言われたのだろうと。気性が荒い癖に聡明で粋を分かっているあの人の事だ。分かっていて言ったのだろうと、だからこそ自分は腹立たしく、今日もわかり易く小さな意地悪を仕掛けてやったのだと。今度同じことをするのであればもっと大きな意地悪をしてやろう、と心に決めて楼主に脅迫の材料を与えて。失敗談の中でも特に大きいもの。お客に告げた時にもしっかりと伝わるだろうと。)

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