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[20] 月影 ヨツユ
…そうだね、魔術師とは本来そういうものだ。根源に至るため魔術を追求する人種…その定義でいくなら私は未熟どころか、魔術師ですらないかもしれないね。私が望むのはそんな大層なものではないから…だがマスターとして全力は尽くすよ、私はただで殺られる人間じゃない。君に守られることもあるだろうが…そうだね、私の実力も見せた方がいいな──私の専門は錬金術、その中でも特に金属変換がお家芸といったところだ (魔術師とは、なんて根本的な話をあろうことか魔術師ではないものから聞かされ、それが至極真っ当なのだから笑みを浮かべることしかできず。もう魔術を本来の目的のために使う気はなく、ちっぽけな願いのために力を使うこの身は魔術師を名乗るべきではないのかもしれない。とはいえこの戦争に負ける気もない。こちらの実力を見せておこうと足付近に手を添えると、下半身を覆う着物が発光し、ふわりとその光は浮かんでそのまま銀で構成された蝶々へと変わり周囲で飛び回り始めて着物の丈が短くなっていて。また手には満月の簪が握られておりそれを髪へとさすと手を広げてにこりと笑い)

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