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[4] レティ
素に銀と鉄 礎に石と契約の大公 降り立つ風には壁を 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ…… 閉じよ(みたせ)、 閉じよ(みたせ)、 閉じよ(みたせ)、 閉じよ(みたせ)、 閉じよ(みたせ)、 繰り返すつどに五度、 ただ、満たされる刻を破却する…… 告げる……── 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ…… 誓いを此処に…… 我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者…… 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ……!!!──── (サハラの砂の中には多くの石英───水晶が含まれている。 アトラス院の支配域であるその場所の砂を手に入れるのは、外出のままならない少女には骨ではあったが、どうしてもそれを召喚陣を描く為に使いたいと願ったのは焦燥にも似た予感と、とても単純にあの場所が写真越しにも最も美しい陸上の海だと感じたからで。 丁寧に余計な鉱物を取り除き石英のみを取り出して、己の操る水で磨き上げ"宝石"のレベルにまで引き上げた水晶の細石石を融かしたそれで描いた陣へと令呪の浮かぶ右手を掲げ、何度目かの深呼吸の後には屋敷の薄暗い地下工房にか細くも澄んだ声を響かせれば、魔力を受けて召喚陣が輝きを帯び始め、やがては光の奔流へと姿を変えて行き) ーーーーー 拙いですが、どうかよろしくお願い致します

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