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[4] アリサ
素に銀と鉄 礎に石と契約の大公 降り立つ風には壁を 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 繰り返すつどに五度 ただ、満たされる刻を破却する ──告げる 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に 我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ……!!!──── (自身のこの地での住まいである洋館の屋根裏は少女の一人暮らしには些か広い事を示すように、召喚陣を描いてなお周囲に余白が存在して。 熟れ過ぎた果実の酔う程に甘い香りに満たされた空間で、女性魔術師にしては短い蜂蜜のように濃い金色の髪を軽く搔き上げた少女の瞳は命の色を晒してなお期待と希望に煌めき、もっとも簡単な見立てである葡萄酒の瓶を割り指先に傷をつけその鮮やかな雫を陣の四方に滴らせて馴染ませ『神の子の血』に己の魔力を落とし込むと、そのまま令呪の浮かぶ右手を陣に翳し、歌うように詠唱を始め。 魔力を受けて淡い光を放つ召喚陣は室内の気流を徐々に速めその輝きを増して行き) ーーーーー りょーかいっ 改めて、よろしくお願いしますね、アサシン!

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