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[8] アリサ
(跳ねた勢いに蹌踉めきもせずしっかりと抱き留めてくれたエーテル製の身体は自身同様に温かく、だが決定的な性差によってまるで別のもっと美しい存在であるように感じられて、声が発せられるまでの僅かな間や何かを抑えた声から貴方の痛みも感情も考慮しないまま、貴方という存在をしっかりと体感すれば、腕の中から至近距離でその神々しくさえある黄色の瞳を覗き込めば) ええ! ええ!! 私、貴方のような英雄じゃない人を望んでいたの! 戦場に立つべき英雄や勇士じゃない貴方なら、私の求めるものを一緒に感じてくれると思うの! (夢を見るように輝く瞳の赤は『神の子の血』──ワインの赤にも似て深く、そのくせ白く薄い皮膚をほんの少し傷つけただけで滲む即物的な命の熱そのもので) 『マスター』と呼んでくれるなら契約は成立よね? よろしくお願いします、カイン! 私のアサシン! (ひどく無防備に曝け出した歓喜の感情のまま笑みを浮かべてその頬に掠めるように口づければしがみつく力を少し強めてハグをして) ーーーーー 今からワクワクするね! 貴方が一緒で頼もしいです!

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