表示設定を共有できる[みんなの表示設定]を実装しました。オススメの表示設定を絶賛募集中です。

[182]   クー・フーリン  
>>181 ──……。( 眠たいということはなくただ寝そべっているだけの状態だったが、相手の気配を感じたかと思えばドライヤーの音に目を瞬かせ、自分は生を感じるのが居心地良くてあまり霊体化はしていないのだが相手は違うだろうに何故今回はそんな手間を掛けているのかと振り向けば、湿り気帯びてしっとりとした肌と水で少し重たそうな髪が目に入り、思わずそれをじ、と見詰めて、 )…は、変わった嗜好の持ち主だこと。( 耳飾り撫でられると自然と僅かながら耳朶も引っ張られるような感覚に目を伏せ、やんわりと皮肉を口にしながら仕返しとばかりに指先で相手の喉を擽り、 ) そうかい。今となっちゃあ随分と頼りになる嬢ちゃんだからな、宜しく頼むぜ。…ふは、要らねぇ心配掛けたな、ありがとよ。さてと、また心配の種を撒く前にちょっくら声を掛けてくっから先に行っててくれや。( ある程度の猶予はあると分かると少し安堵しつつ、冬木で出会った頃を思い出してしっかりとした相手の立ち姿を改めて眺めては感慨深そうにし、あくまでも純粋無垢な言葉に相手に対して口元緩ませ、ぽん、と頭に軽く触れては手をひらつかせながら厨房へ向かい、 )

お名前:残り文字

本文:残り文字

[下書きを保存] [下書きを復元] [メモ帳に保存]