表示設定を共有できる[みんなの表示設定]を実装しました。オススメの表示設定を絶賛募集中です。

[253]   エミヤ。  
>>252 …もう、腫れてしまいそうだがね。( 互いの唾液やその熱に浮かされ普段よりも幾分か柔らかくなってしまった唇を確認しては、それでも止めたり控える気に等なれないのだからつくづく重症だとは思い乍も態々それを指摘はせずにまた囁く様に耳元で告げると首筋に口付けてから顔を離し、 )む、…。悦いと迄は言っていない。……、分かった。その時は覚悟しよう。( 相手の指摘に片眉釣り上げては不満そうに呟き、何かしらの形でやり返すであろう事は想像出来たが、もし仮に同じ事をされればそれこそ耐え切れる自信等無く、とは言えそれでも諦めきれずに頷き、 )意味、…。は、…。私は、…君に、私を捧げられるなら、それでいい。( 押し当てられたかと思えばまた皮膚に沈む歯の感覚に身を震わせて喉仏を上下させ、あくまでも血肉を差し出す事が明確であると言うだけであり余すことなく相手のものとなれるのなら、と頭に擦り寄り、 )  ……ランサー…。今度は何の用だ。( 態々部屋の前迄足を運んだとは知らず、淡々と気を紛らわせている内に厨房の机にはいつの間にかずらりと菓子やフルーツの盛り合わせが並び、声を掛けられて漸く手を止めては自らが机に並べた料理には未だ気付いていないのか何処と無く不機嫌な様子で視線を向け、 )

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