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[387]   エミヤ。  
>>386 正規の英雄でもない私が、王道を往ける筈も無いだろう?…、甘く…か。それは、何も知らない私であればある種耐え難い事、ではあるがね。…それは分かっているが…どう、反応すれば良いのか…分からない。…!…そう、か。…私は、そんな君に応えたい。君以外と言われても、無理な話だよ、クー。( 今更とばかりに緩く首を捻るも、ふと頬を撫でる掌に心地良さげに目元を緩めくつ、と喉鳴らし、穏やかとさえ言える微笑みにまたもご、と言葉を詰まらせるも視線を逸らしぽつり、髪を通る指先に鋼色の瞳を向け安堵と同時に自らの中で生まれた心情を零し、擽ったげに片目を細めるものの覗き込む赤い瞳を見詰め返して猫が甘えでもする様に擦り寄り、 )…ん。そんな事を繰り返していたら、君なしではいられなくなってしまうな。( 何処もかしこも密着してしまえばまるで一つであるかの様な錯覚を覚え、体温を分け合うかの様に空いている手で相手の背中に手を回しては、冗談半分に笑み、 ) っは、……んっ、……。…た、のむ、クー…焦らさないで、くれ…。( 寝転んでいる以上相手の表情は窺い知る事は出来ないものの性器から伝わる頬の柔らかな感触に思わず、枕元に顔を埋め乍も唯の触れ合いは高みに昇るには足りずぐるぐると吐き出せない熱の感覚はやはり焦れったく、もごもごと羞恥心に邪魔をされ言い淀むもこれ以上は堪らないとばかりに出来る限りの小声で、それでも耳に届く様にとぽつ、 )

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