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[454]   クー・フーリン  
>>453 …ああ、思い出した。掛け持ちしてもいいと思っていたが、実際それを知った瞬間、お前に惚れてんだと気が付いた。…そっからだな。( ふと蘇る記憶に目を細めては、そっと相手の頬に触れて薄く笑って、 )んだよ、可笑しな事は言ってねぇだろ。他の俺達は知らんが此処にいる俺達はお互いのもんだ。…俺だけのシロウだ。( 笑われると唇尖らすも、その言葉が酷く心地好くて目を伏せながら掌に擦り寄り、 ) んなもん俺も似たようなもんだっての。だから、お前の手は好きだ。…おねだりっつっても媚びろと言ってんじゃねぇぞ、欲しいなら欲しいと言えってこった。( 細い指ではなく、磨かれた戦士の無骨さを持ちながら優しい感触に睫毛を微かに揺らし、相手の不安そうな顔を見ると内心揺れてしまうが此処は鬼になるべしときっぱり言い切り、 )正々堂々打ち合って死ぬならこれ以上の喜びは無いだろう。俺の最期は知ってんだろ、あれほどつまらん死に様はない。…他はどうでもいい、俺のためだけに笑ってくれよシロウ。…そりゃ猫ってのは首根っこ掴まねぇとするりとどっか行っちまうもんだろ、だから似てるかと思ったんだよ。それをお前が煽るもんだからつい…。( しかもその相手が目の前の男なら余計に喜ばしくて仕方がないと笑みが止まらずに、思ったことを言ったまででそんな謂れは不要だとただただ相手のみ求め、唇軽く触れ合わせては額同士を合わせて微笑み、獲物ではないが捕まえておかねば逃げる物と思うと猫を連想しただけに過ぎないと不服そうに唇尖らせるも、なぞられては、はむはむと唇で戯れるかのように応え、 ) は、軽くイったか、…突いただけで。…、ほれ、よぉく見ろ、お前を全部こわすのは俺だ。何も不安がることはねぇさ。( 鼻腔を擽る甘い魔力の香りにくつりと笑うが、必死に此方に縋り付き切なげな声を上げる相手を見れば苛めてやる気も失せて、軽く肩を押して此方を見させるとゆっくり唇を啄みながら、胎内よりも何処か滑らかな壁を先端で擦ってやり、 )

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