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[51]   エミヤ。  
>>50 …。結局は、私の存在が君にそうさせる結果を招くのだろう。だから、だ。…それで彼女が私を売るのかと思うと複雑なのだが…。( 過去の己も、その時の自分さえも何故恋仲に等なったのだろうかと後悔するだろうと表情を歪めた侭溜息を吐き、宝石を消費する少女の事を思えば食い付かないとは言い切れない話に微妙な表情を浮かべ、 / 売られる。 )…そうか。( 敢えて衝突する必要もあるまいと大人しく相槌を打っては、不満そうなその表情さえも愛おしいとばかりに双眸を細め、また相手へと覆い被さる様にすると、額、鼻先、頬と順番に口付けを降らし、 )……、………もう君なんか嫌いだ……。( つらつらと並べられる言葉にすっかり黙り込んでしまっては、まともに顔も上げられずに身を丸めて顔を伏せた侭それこそ泣きそうに消え入る様な声音で呟いては耐え切れずにふっと霊体化して姿を消し去り、 / え。 )誰が唐変木だ戯け。…?何だ。( 明らかに眉根を寄せては不満そうにじとりと視線を向け、相手の表情に怪訝そに見詰めてはただ尋ねられた事を答えただけであり相手の様子に理解出来ていないと言う風に首を傾げ、 ) そ、れは…。…、…君に気を遣わせない様にと思って、だな…。……、…もういい。勝手にそう思っていろ。( 今更何を言った所で言い訳染みているかと思い乍もぽそぽそと付け足すものの、段々と言葉が萎んでゆけば俯いて暫し黙り込んだ後に不貞腐れた様にそっぽを向き、 )

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