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[512]   エミヤ。  
>>511 …夫婦にはなれないが…今も昔も、君は変わらず私の運命だ。…それでも不満、かね?恥じた所で、今更どうし様もない事、だからな。それに、一々恥じていては、また君は笑うだろう。( 胸元の傷跡を撫でる指先の感触が擽ったくあるも、相手の手を取り恭しく手の甲に口付けを落としちらと視線を戻して首傾げ、羞恥心を感じるだけ負けだろうと吹っ切れた様子で頷いては、じとー、と視線を向け、 )言わせてなどいるか戯け…。…それなら、尚更。今は見せたくない。( 悪びれのない相手に何か言ってやりたいとは思い乍も顔を覆った侭に溜息を吐いては、それ以上言い返す言葉もなくそっぽ向き、手探りに伸ばされる手に片目閉じるも、好きにさせ乍眉を下げ振り払う迄とはいかずも緩く左右に首振り ) 少しぐらい野蛮的な方が、君らしいからな。…君は怒るかもしれないが、私が触れると君が汚れてしまうのではないかと、そう思う時がある。だから、躊躇ってしまうんだよ。( 幾らクラス違いの知性を兼ね備えた存在と言えどそちらの方がらしいだろうと頷き、ふ、と双眸を細めては相手の輪郭なぞり指先を滑らせるも顎先迄辿ると手を離し、変わらずにある白に安堵し乍も苦笑を浮かべ、 )嫌悪がない事は分かっているが…。顔を眺めるのが好きだと言うから、後背位はやはり嫌だったりするのか。……そんな事をして、何になる。この身も、心も、君に渡した。これ以上、必要のない事だろう。( 勿論拒絶はされていないのだからとその点については頷くものの、顔が見えない体位等と言った行為は楽しめていないのだろうかとじっ、と見詰め、相手の言葉に眉間に皺を寄せるばかりで相手の手を払い退け、 ) ん、ぅ…。…、……顔にも、口、にも……ほ、しい…。君に…ぜんぶ、侵され、たい。( 押し込まれるとは思わずくぐもった声を漏らすも、噛み付く事もなくこちらからも舌を擦り合わせては離れる指先を名残惜しむ様に口付け、僅かに残った理性が感じてしまう羞恥心と胸を締め付ける不安にはくはくと口を開閉させ、漸く声を絞り出しては罪でも告白するかの様にぽつり、と消え入る様に告げて目を伏せ、 )

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