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[614]   エミヤ。  
>>613 ふ、そうだったな。すまない、どうにもこれが性分の様だ。…手放さないでいてくれる事が、こんなにも幸せなのだと思ったらつい、な。( 面倒である事は重々承知しているものの擦り寄る相手の反対の頬に唇を押し当て、今迄考えもしなかった幸福にいつの間にか表情も緩んでいたかと指摘され目を瞬かせるも、素直に吐露し、 )そうか…、なら、祝わさせて欲しい。言葉以外に贈れる物はないが、…それでも、良かったら。後悔、等と…する筈も、ないだろう?これが私の本心、なのだから。( 崩れた笑みにこちらへの気遣いではなく本心だと感じては、贈り物こそ出来ないがせめて気持ちだけでもと真っ直ぐ見詰め、肩を掴まれると驚いた様にぱちくりと目を瞬かせ、しかし直ぐに表情を綻ばせては後悔する理由が思い当たらずに首を傾げては軽く唇を触れ合わせ微笑み、 )──……。ほら、終わったぞ。( 相手が黙ったのを良い事にこちらもまた黙り込んでは茹だった思考回路を落ち着かせるべく丁寧に泡を流す作業に没頭し、首周りから髪の付け根、爪先や指先に至る迄しっかりと残らない様にシャワーを掛けては、ある程度落ち着いた様子で息を吐き、 )っ、……ん、ふ……。( 頬に触れる掌にも睫毛を揺らしちらと相手に視線を向けるも、想像以上に優しい触れ合いに自然と力んでいた身体の力が抜け、目を伏せ吐息を漏らしてこちらからも応える様に角度を変え食み、 ) なら、暫くは大人しく捕まっておくとしよう。…君とのキスは、気持ちいいから、な。…ん、お腹は、擽ったい、クー。( 今この時間だけならば、こうして傍に居続ける事も許されるだろうとすり、と腿に擦り寄り、宥める様なその手付きもこそばゆく軽く太股を擦り合わせてはそれ以上はと制止を促す様に腹部に触れる手の甲を撫で、 )

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