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[708]   エミヤ。  
>>707 …、…君が得する様な事は、何もないのだが。落とされる、とは思っていない。勝手に私が落ちているだけだ。…君に言われる度に、待ち遠しいと焦がれる時間が辛くなる。慣れてしまえばいいと分かっているのに、……寂しくなるんだ。( 口元を緩める相手に僅かに眉根を寄せては良い事ばかりではないのだからと溜息を吐き、やはり言わなければならないのかと表情を歪め、いつかは隠し切れなくなる事ならばと自嘲気味に笑い、 )…君に良い事とは、限らないだろう。だから、言いたくない。……、…馬鹿だな、君は。情けなど掛けるから、付け込まれると言うのに。( もしも、を考えては悪い予感ばかりが募り目を伏せ、相手の言葉に呆れた視線を向けるばかりで頬に触れる手に軽く噛み付いては自分から顔を離し、 )これだけ体格差があれば、仕方あるまい。…我儘を聞いてくれて、有難う。疲れただろう、ゆっくり眠るといい。( 普段ならば言わないであろう言葉にぱち、と目を瞬かせるも、胸元に寄せられる柔らかい頬の感触に表情を緩め、痛みを感じさせない様に軽く頬を摘み戻ってしまうその前に感触を楽しんでは、もう一度額に口付けを落とすと少しでも休める様にと布団をかけてやり、布団の上からぽんぽん、と一定のリズムで軽く叩き、 )気にする事など、ないと言うのに。…、構わない。本気で拒む事など、ないのだから。( 何をされても構わないのだからと緩く首を捻り、霊体化しない限りは暫く残るであろう痕に触れる手にぞく、と背筋震わせ頷き、 ) ナーサリー:なら、今日こそ幸せな人魚姫の続きを考えさせなきゃ!あなたも手伝ってね、ドルイドさん。──アンデルセン!( それならばと常日頃顔を合わせる度に抗議している事を持ち出しては、今日こそハッピーエンドに持っていくのだと意気込み、進むにつれ書庫の奥の奥、原稿を積み上げて珈琲を啜る作家の姿が見えるとその名を呼んで駆け寄り、対して思わぬ来客に作家は「げぇ」と渋面を見せ、 )

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