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[710]   エミヤ。  
>>709 なら、何故知りたがる。君に相応しい人となれる様に努力をするとは言ったが、生憎と中身は捻くれた侭だ。…、……違う。そう、だけど、違う。…何日も、会えない事が普通になった。忙しい事は、勿論分かっている。だから、…私の聞き分けが悪いだけで、…そんな自分が嫌なんだ。( 唇を尖らせる相手にそれこそ理解出来ないと首を傾げ、はくはくと口を開閉させ、迷った末にぽつりと否定を漏らしては、嫌悪感を顕にした表情で一歩身を引き、 )……、気持ち悪いと、思うかも、しれない。…君にだけは、そう思われたくない。…。たわけ。相変わらず、私には甘い男だな。 ( 相手の視線から逃げる様に顔を伏せ、頼む、と小声で漏らし、噛み付いたにも関わらず頭を撫でる手にぱち、と目を瞬かせ、気恥ずかしげに視線を逸らし、 )……お休み、クー。続きは目が覚めたら、な。( 規則的な寝息に相手がしっかりと眠りに落ちた事を確認しては起こさない程度に髪に指を通し、幼い姿を見られなくなる事を名残惜しく思う一方でやはり元の姿を求めてしまう自分に思わず笑みを零し、相手程の疲労はないもののずっと見られていては寝心地も悪いだろうと自らもまた仮眠を取るべく目を閉じ浅く眠りに着き、 )……性分だからな。好き過ぎて、困る事はあっても、嫌で困る事はないからな。( 指摘されてしまうと一度口を噤むも、元からそう言う体質なのだと視線を逸らし、首筋に触れる唇に睫毛を揺らしてはお返しにと額に口付け落とし、 ) ナーサリー:アンデルセン、今日は人魚姫のお話を聞かせて?でも、ちゃんと幸せな終わりにしてくれなきゃ嫌よ?( いつも以上に渋面を見せる作家を気にする様子はなくいつもの様に明るい声音で首を傾げ、対して幼い身体に反して渋面を崩さぬ作家は腕を組んで鼻を鳴らし「全く、小さいのの子守だけでもうんざりさと言うのに、随分とデカい子供が来たものだな。それと、人魚姫の終わりを書き換える気はない!」と抗議を一刀両断しては途端に少女は頬を膨らませ、 )

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