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[735]   エミヤ。  
>>733 嗚呼、…私の全てを、貰ってくれ。私は君が思うより、きっと面倒臭いだろうが、…それでも、良ければ。…君だから好きになったんだ、これからも君の思う様にしてほしい。君に迷惑も掛けたくないが…君の気持ちを、蔑ろにしたくない。ちゃんと大切にしたいんだ、君を。( 後ろ向きな思考は良くないと適当な言葉を選び相手の表情を伺い乍見詰め、取り繕う必要などないのだと左右に首振り、じんわりと感じる体温に目を伏せ、掌を伸ばしするりと相手との指先を絡めては大事なものに触れる様に絡めた指先で手の甲を撫で、 )ん、…。やはり、物好きだな。…君になら、その…幾らでも、甘えたい、と…思う。( 触れる唇がいつも以上に擽ったく視線を迷わせるも、もう一度視線を合わせるとはにかみ、全く抵抗がないと言えば嘘になるが、それでもと擦り寄り、 )私からすれば、いつだって君が一番可愛らしいがね。…なら、私だけの匂い、だな。( 視線を背ける相手に小さく喉鳴らしては、自分にとっての一番はいつだって変わらないのだと頬を撫で、相手にも分からないものであるのなら、正しく自分だけのものなのだろうと喜びに表情を緩めまた鼻先を埋め、 ) ──そう、見えたのか?…、いや、いい。君には、そう見えたのだろう。…今迄も、十分面倒を掛けてきたんだ。これ以上、君に迷惑をかける訳にはいかない。それに、……。…兎も角、これ以上君に迷惑は掛けない。聞きたい事は、それだけか?( 外套を引かれる感覚に思わず足を止めて振り返り、予想もしていなかった言葉に目を見開き驚愕の表情を見せた後目を伏せ顔に出さぬ様に押し殺しては、自分がいる所為で戻れないのなら行動は早いに越した事は無いと頷いては、勢いで零れ掛けた続く言葉を呑み込み左右に首を振ってから手を離せと視線を向け、 )

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