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[833]   エミヤ。  
>>831 そう言うのは、君ぐらいだ。…想いがなければ、傍に居続ける事は出来ない。今、ここに居る事が、君への情の証だ。…、素直に喜べんな。…話し合い等、手間を掛ける必要はない。黙れと言えば私は口を噤むし、消えろと言えば君の前から消える。だから、そうなった時は言えばいい。( しっかりと感じる温もりに小さく安堵の息を吐けば、今隣居る事が何よりの証であり当然の事なのだと告げてはすり、と相手の頭に頬を寄せ、肯定されとは言え素直に喜べる話でもなく態度は崩さない侭じとりと視線を向け、抜け出してしまったそれを無理に追い掛ける事こそしないものの顎を掬われると相手の眩しさから目を逸らす様に目を伏せ、 )…良いだろう。まあ、普通に触れ合う分には、嫌じゃない。それは随分と酔狂な事だ。生憎と、つまらない願いしか持ち合わせていない。( 相手の言葉に振り返っては、再び傍迄歩み寄るとベットに腰を下ろし、理解出来ないと僅かに眉を釣り上げては、態とらしく溜息を吐いてそっぽ向き、 ) …、ご褒美、等と…。…、……一度だけ、なら…受け入れよう。自覚も何も、ッ!?…、………急に噛み付くな、たわけ。嗚呼、そうだったな。では、その代償を受け入れよう。…好きにさせて貰う代わりに、な。( 鼓膜を揺らす声音に視線を逸らしては、それならばと絆されている自分と受け入れ難いと叫ぶ理性とに葛藤し乍も暫し黙り込んだ末にぽつりと漏らし、突然皮膚に歯を立てられる感触に思わず肩を揺らして言葉を詰まらせ、痛みはないものの形容し難い悦びを誤魔化す様に片手で自分の顔を隠しつつ身を引き、そう言えばと頷いてはそれで喜ばせる事が出来るのならと双眸を細めて相手の頬を撫で、 )

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