[835] 　　クー・フーリン　　
>>833 そうかい、俺だけならば安心だな。ああ、分かってる。んじゃあ幸せとやらを手離さねぇようにしねぇとな。だから言ったろ、俺は諦めねぇのにお前が諦めてちゃ意味がないってな。後、俺はお前とそう言う関係を築く気はねぇ。（　意識すれば確かに感じる相手の体温や匂いに目を細めてはくつりと喉を鳴らして此方からも頭を寄せ、不機嫌とも受け取れる相手の態度に大袈裟に溜息吐くとびし、と叱咤する意味で加減された手刀を頭上に振り下ろしては視線を逸らして少しだけ拗ねたように唇尖らせ、　）…、別に本当にタックル決めようってんじゃねぇのによ…。願いなんてのは見る立場によっちゃ全部つまらねぇもんさ、だが俺からすりゃお前のはつまらねぇとは思えん。（　自分なりの愛情表現の一部のつもりがひらりと避けられてしまったと受け止めてはふいと顔を背けて頬杖突きながらぶつぶつと文句垂れ、酔狂と聞けば肩を竦めてから、じっと相手に視線を向けて、　） ふは、とことん俺には甘いのな。となりゃ、ご褒美もたっぷりやらねぇといけねぇな。好きにしろっつったのはお前だろ？つーか、もう隠しても意味無ぇんじゃねぇか？…おう、普通に頼んでも許すと抜かしそうだから、それだとフェアじゃねぇし丁度良い。（　目に見える葛藤に思わず笑ってしまいながらもそもそも見せ付けられて何もしないのは不可能だろうとは伏せておきつつ薄く笑い、別に意に反した行動はしてないはずだと緩く首を傾げ、少し歯を食い込ませてやれば伝わる震えと以前のことも合わせれば誤魔化しも無駄だろうとにやにやと思わず笑みを溢して覗きこもうとし、相手の性格から予測しては頷いて控えめに掌に擦り寄り、　）