[18] 藤崎
　　　　　　　　 (此方からの質問に照れた様子な声色で実は、と話す彼。…どうやら彼のシャイさはいつも通り平常運行だったようだ。そんな彼が可愛くて,愛しくて仕方がない。…ずっとこのままで居たい位には。早く会えてとても嬉しいと言ってくれる彼に「私もだよ。」なんてはにかみながら小さく返した。腕を解き、代わりに手を繋ぐ。やっぱり何処か積極的だな…なんて感じつつも、そんな積極さに嬉しさを感じ彼の手を確り握り。それから此方、と先導をきるように駅のホームへ引っ張る彼に引っ張られるがままに続く。人が多いホームに着き電車待ちの列を作っていれば、彼は突然ぱっと手を離した。周りからの視線に今,漸く気付いた、といったところだろうか。どうしたのか、なんて聞かなくても分かる。それから申し訳なさそうに謝る彼。彼の口振りから、彼は彼自身に向けられる周りの視線ではなく此方に向けられる周りの視線を強く気にしているようだった。…自分は周りの視線なんてそこまでは気にはしていなかったのだが。なんであれ気にする必要はないと告げ、引っ込めてしまった彼の手を今度は此方から掴み　其れとも…と首を傾げて見せて) 「誰が誰と手を繋ごうと自由じゃないか。何も気にする必要はないよ。…其れとも君は私と手を繋ぐのは嫌かい？」 ((自分も割りと最近此方に移った者なのですが、全体を見た感じだと長ロルを書く人は少ない傾向ですね… 　一部では小説的描写は嫌われロルとか呼ばれているようですし…(苦笑) 自分もロル数が右往左往してしまうので、そこは気になさらないで下さい！← 　御互い回しやすい量を回しやすいだけ回せれば自分としては百点満点です(笑))