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[5] 乾 巧
【20xx年、見滝原市。某日】 救世主は──、…何だァ。闇を切り裂き、光をもたらす……か。 キッツいよな…大事な奴の期待に応えるってのは。何時の時代もどんな場所でも…でもよ。いつだって空は綺麗な青さで待っててくれるらしいぜ。 〈5〉〈5〉〈5〉         ───〈Enter〉 友達を助けたいってお前の夢、そいつは呪いなんかじゃない。どんなに壁があってもお前はそれを越えて来たんだろ。 『standing by…』 だったら明日を…夢を信じて祈ってろ。 (暗雲と逆巻く暴風。小さな地球(ほし)の誰もが信じた未来を崩れ去ろうとする異形の花。魔女と呼ばれ、人理を覆した無重力の空に浮かび此方を嘲笑うそれにたった一人で立ち向かい流血と共に倒れ伏せた黒衣の魔法少女を後目に一歩、また一歩と踏み締めて戦場に歩み出るとその風貌とは裏腹に何処か凛とした佇まいで破滅の権化を正面に臆する事無く睨み付け片手に握り締めたガジェットを高く頭上へと構えて) 変身!『Complete』 (繰り返される悲しみがあった。数え切れない絶望を知った。彷徨する生命の先が何処へ行き着くとも分からない。それでも僕等にはまだきっとやるべき事があるのなら──) (ガジェットと一体化したベルトから伸びる真紅の光は"戦え"と血流の如く灰の身体の上を駆け巡り闇の中で金の双瞼が眩く光を放つ。吹き荒れる風と共に立ち上る粉塵を切り裂いて手首をしならせた後、涙を流し救いを求める少女の姿一目見て真理の姿重ねれば彼女のジレンマに応える形で力強く頷き己の言葉を投げ掛けて) ファイズ: 戦う事が罪なら俺が背負ってやる。繋げてやるさ。お前らの夢もお前らの明日も…全部…纏めてな…!

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