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[5] 明
天音
面白いかどうかわからないけど、それでもいいなら…。まあ、学校…寺子屋に通っていた時はそれなりに恋人がいたりしたわよ。
(現世のことに話が移りそんなに現世に興味を持つ刀だったかと首を傾げたが、自分の話を聞きたいと言われて嫌な訳はなく、ごく普通の生活を送ってきたため退屈な話かもしれないと思い前置きしてから、まず質問された恋人の件に対して相手にも通用する言葉に置き換えながら答え、
鶴丸国永
…おっと、待て待て…きみは素晴らしい主だぜ?もし他の人間を好きに選べたとしても、俺はきみ以外を主にする気はない。何度でもきみのところに顕現するさ。
(急いで掛けられた否定の言葉にやや項垂れかけていた顔を上げ、小さいながらもはっきりと耳に届いた嬉しい、という彼女の声とその小さな顔に広がった控えめな微笑みを見てほっとするも、次いで彼女の口から溢れた聞き流せない言葉に眉を寄せ笑顔ではありながらも不賛成の意を示し、片手を上げてやんわりと遮ると普段主としての彼女に対して思っている、おそらく他の刀達も同じであるだろう思いを真っ直ぐに伝え)