[2] 人間
▼短め ご主人様！お庭に綺麗なお花が咲きましたよっ！ (朝っぱらから煩いと苦情を言われるのも気にせず廊下を全速力で駆け、最速で主人の部屋へ向かっては目当ての扉を見付けるや否やガンガンと拳でノックを鳴らし。向こうから返事が来るのを一瞬待ってはみたが返って来ないと一秒で自己判断しては、再び大き目のノックを鳴らしてから部屋の主人に声を掛け、舌の根が乾かぬうちに此処まで急いできた理由を続けて。) ▼長め その傷じゃ此処から動けないでしょ。吠えず、噛まず、じっと大人しくしていられたら誰にも内緒で手当てしてあげる。 (月に一度の満月が浮かぶ夜。何時ものように部屋から抜け出し真夜中の散歩に出掛けようと庭へ出た矢先、植木が揺れる音を拾っては好奇心の赴くままにそこを掻き分けて。がさごそと両手で退けた草の向こう、真っ赤な双眸と視線がかち合えば目を丸くしたのは相手も己も同じで。互いに予想外のものと出会った故だろうか。暫く見つめ合っていたもののハッと気がついた相手が牙をむこうとするものだから、制止の意味をこめて電流ブザーのスイッチに手をかけて見せた。人外の体内にはまだ装置が入っているのか、それとも痛みがトラウマになっているのか。其れを見た途端子犬のように威勢を失くしこちらの機嫌を窺い始めて。危害を加えられない限り押す気は無いのだけれど、ともあれ見るからに満身創痍な相手の体を冷静に指摘しては治療するから大人しくしていろと脅しの様にスイッチを見せつけながら告げて) 拙いもので恐縮ですがこちらがサンプルになります。 仮定、終止、ロル内台詞をよく使用する傾向にあります。また、仮定ではくどすぎる場合などは確定ロルを使うこともあります。 その他、気になる点がございましたら都度お尋ねください。