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…すぐ其処の村には、宿があっただろう。小さな村だから、宿泊する客もそう多くは無いと思うけれど── (目の前の男は自分の姿を見ても然程驚く様子はなくすぐに人の良い笑みを浮かべた。異形を見るような目を向けられなかった事に密かに安堵しつつ、泊めて欲しいという申し出に村の宿の話をしかけたがどうやら宿泊を断られたらしい。出来る事なら、夜の間此の場所に人間を留めておく事は避けたかった。やんわりと断ろうとしたものの、今から此の場所を発った所で峠を越え切る前に日が暮れてしまう。そう思うと彼を無碍にも出来ず、思案して。) 参ったな、生憎私の家も客人を泊めるような大層なものではない。…ただ、次の村に行くにしても、今からでは峠を越えきれないだろう。 そうですね。鬼は別人格のようなイメージなので、目撃した場合には多少なりとも心を捕食されてしまう事になるかと考えています!

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