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…そうだね。流石に、客人に向かって厠に行くなとは言えないけれど、──此の家の主人は私だからね。なるべくしきたりには従ってくれると助かるな。 (相手の問いには緩りと首を傾げただけで、後ろから着いてくる相手を振り返ると少し厳しい言葉を選んで釘を刺しつつ、微笑んで。口調や雰囲気から想像したよりも少し幼い容姿を見て、その微笑の裏にほんの僅かな無機質さにも似た空気を感じたのも一瞬のこと。綺麗に整えられた部屋に案内すると好きに使うよう告げて。極端に物の少ない家の中は見られて困るものもない、有るとすれば夜の姿くらいなもので。夕方までに戻ってくるなら庭でも何処でも好きに見て回って構わないと許可を出しつつ。) 此の部屋を使うと良い。夕刻までに戻ってくれれば、何処でも好きに見て回って構わないよ。 そうですね、そうしましょう! ご相談の時にはまたお声がけ致します。では一旦失礼します。

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