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…夕の陽。 (息を殺し、ゆっくりと、左右の室内の気配を探りながら歩を進めて行くも怪しい気配は無い。何故家主は外に出てはいけないなんて口にしたのか。そう思いながら、向かった最後の部屋。…恐らく家主の部屋の前へ。…しかし、部屋の中に感じる気配は自分に親しい、殺意、敵意、悪意…そういった類のもの。明らかに先ほどの穏やかな家主の者とは別物で。違和感を感じながらもそろりと戸を開け…その向こう、月明かりに照らされ佇む姿は逆光になっているはずなのにどこまでも白い。まるで外ツ国の神の様な姿だと。中でも薄ら開いたその紅い目、思わずため息交じりの声が漏れ出て。)

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