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お久しぶりです。数ヶ月の間にあっという間に大変な状況になってしまいましたね。お仕事がお忙しいとの事、このご時世ですが無理をなさらず、休める時にはしっかりとお休みくださいね。返信を置いておきます、お時間のある時で構いませんので、また少しずつ進めて行ければ幸いです。 …私を妖の類と知りながらその足を此方へと進めるのであれば、随分と危機意識の薄い人間だ。尤も、彼奴は素性を明かしはしなかっただろうが (血のように紅いその瞳は、射し込んだ月明かりで一層鮮やかさを増す。宵闇の冷えた空気と身を包む静寂。いつしか全く別の人格として共存することとなったこの身体は、もう片方の人格が頑なに人間の心を捕食する事を拒むため飢えと渇きが酷い。鬼が身体の主導を握る夜の間に人の心を喰らわなければ飢えを満たす事が出来ない、そんな状態の目の前に人間が居るのだから、鬼がその心を喰らいたいと願うのは当然の事。獲物を前にした獣の目付きで、此方へと歩みを進める相手をじっと見据えていて。)

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