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主様もご無事な様で何よりです…。そしてお気遣いありがとうございます。 主に私の所為で亀の歩みな進行状況…申し訳ない限りですが、ゆっくりでも話を進めて行けたらと思っております。 …危機意識だなんだと言って遠ざけようとする辺り、ぬしも随分優しいな。捕食者としては随分未熟に見えるが。 (抑える様子もない肌を指すその殺意にも似た感覚は、もしかしたら普通の安穏と生きてきた人間には分からないものかも知れない。根本的にズレている自分にはその判断はつかないので、てっきり相手は優しい言葉でこちらを誘った上で食らいつくのではと、そんな事も考えていた。しかし逃げてくださいと言わんばかりのその台詞に少々可笑しさが込み上げ、くっくと喉奥で笑って見せ。そんなことをしている間に、相手との距離は縮まり、今日見たのと同じ鮮烈な赤色は手の届く所まで来た。許される様であれば陶器のような人間離れしたその美しい肌に触れ、ゆるゆるとなぞりながらその目を覗き込むような形で。どちらが妖か分からぬような妖しい笑みを浮かべてみせて) どういう形かは知らないが、俺を壊したいんだろう?…ぬしの好きにするといい。

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