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優しいお言葉をありがとうございます…! 今回はすぐに気づく事が出来ました。色々振り回してしまい申し訳ございません、改めて今後とも宜しくお願い致します…! …っ、お前は、一体…! (その光によって心を操り、耐え難い程の悲哀の感情を煽った筈だった。いつものように、泣き叫ぶ人間から自らの糧となる悲しみを享受しようとしたものの、目の前の相手の心が悲しみを受けて揺らいだのはほんの一瞬の事。常人とは思えぬ心の強さ、悲しみへの耐性に、身体を満たす程の満足な悲哀を得ることが出来ない初めて置かれた状況に僅かながら狼狽し、その上余裕の様子さえ見せ挑発するかのように笑みを浮かべた男を前に怒りを露わにして。心を操るだけで手を下す事なく人間を恐れ慄かせてきたはずが、其れが通用しない人間が今目の前に居る。相手に煽られるまま、その細い首に手をかけ、先程よりも強い光をその胸元へ。僅かな悲哀の感情を受けた事で抑圧されていた意識が浮上しかけているのか、相手の胸元へと差し向けた強い光もすぐに揺らぎ、今度は昼間の意識が鬼を抑え込もうと鬩ぎ合うように紅の瞳の中に深い泉のような青が浮かび始めて。) 人間如きが舐めた口を───!

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