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[1626] ガイド
一方…とあるギルドでは ジーク「…にしても、良かったんですか? フリーダさんにあんな粗悪品渡して」 実験用とフランクがフリーダに渡し また本人が気に入ったあのバスターソードを ジークは一言粗悪品と言った フランク「…気づいていたのか」 ジーク「…当然ですよ、あれ 作り込んだ刃先と対照的に 中子の部分や峰の部分を意図的に弱くしてありますよね?」 フランク「その通り、あの娘はビックリするだろう どんな動きにも機敏に追従し、衝撃を分散して受け流すあの剣に…だが、同時に剣の悲鳴が聞こえず、限界許容がわからなければいづれ行き詰まる だから挙動の顕著なあの剣を渡した 全力で切りつけてもすこしもたわまず、当たれば瞬間 パワーが分散されて自身の込めた力も逃げる、がそれ以上は逃げない ねじれを作って逃がしてやることが重要なんだ」 ジーク「フリーダさんに、武器は良く切れる、良く耐えるだけじゃダメだって教えたかったんですか?」 フランク「あぁ、その為にわざわざ【一日しか】もたない剣を渡した 攻撃の仕方でどう皺がよるか、どう負荷が掛かってダメなのか…剣身はどうねじれて行くか、それを作成までの一週間でわかってもらうために …武器はただ振るうだけじゃなく、生きてるんだと知ってもらうために」 そして、フランクは誰にともなく呟く _______あの剣は終わる、あとわずか…今日の一晩限りで…ピークを迎えたその瞬間 その剣は終わる、どんな動きにも呼応したのは武器が自分の身を犠牲にしてるからだ …だから気づけ、この先どんな事があっても対応しきれるように…そして君が死なないように…俺がそう作った武器だ…… フリーダ…その剣はもう終わる…もう既に中子から鍔に掛けて小さな皺が出てるかもな…_______

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