[12] 尊（弟代表）
尊（みこと）。中学２年生。黒髪黒眼。項が見えるほど短く切ってある手触りのよさそうなふわふわの癖毛。本人にその気はなくとも近寄り難い印象を与えてしまう目尻がつり上がった三白眼。元々目付きが悪いこともあって上級生等に絡まれることも屡々。身長は同年代の子に比べて頭１つ分ほど高い。小さな頃はどんな時でも兄にくっ付いていたが年齢を重ねるごとに羞恥心が邪魔をし素直に甘えられなくなっただけでなく、兄に強く当たってしまうこともあるが今も昔も兄が好きな気持ちに変わりはない。 健太（けんた）。小学４年生。黒髪黒眼。項を覆う程度の髪は猫の毛のように１本１本が細い猫毛。目尻がつり上がっているが目付きが悪いと思われない程度に丸みを帯びた瞳。左の目尻に黒子が１つ。身長は同年代の子に比べて頭１つ分ほど低い。双子の弟。大人しい双子の兄とは違い友達とわいわい騒ぐことや体を動かすことが大好き。もちろん、兄も大好き。人と比べ体温が高いこともあって冬でも薄着。 康太（こうた）。小学４年生。黒髪黒眼。項を覆う程度の髪は特に手入れをしているわけではないがある程度の艶があり癖もない。どことなく気怠そうな眠たそうな印象を与える目尻が垂れ下がった瞳。身長は同年代の子に比べて頭１つ分ほど低い。双子の兄。活発な弟とは違い１人で静かに過ごすことが大好き。体を動かすことが苦手だが体は柔らかい。人と比べ体温が低いこともあって夏でも厚着。 真緒（まお）。高校１年生。白髪赤眼。毛先が肩に触れる程度の柔らかそうな毛の量が多めの癖毛。男にしては大きく丸みを帯びた瞳は睫毛が長いというオプション付き。身長は同年代の子と大差はないが細身。先天性色素欠乏症、所謂アルビノ。小学校の時も中学校の時もそうだったが好奇の目で見られるのが嫌で不登校気味。肌が弱いこともあって指の先まですっぽりと覆ってしまうほど大きな服を好んで着ている。 司（つかさ）。高校３年生。茶髪茶眼。項が見えるほど短く切ってある髪。目尻がつり上がった切れ長の瞳。身長は同年代の子と大差はないが幼い頃から体を動かすことがすきだったこともあり程よく筋肉の付いた引き締まった体をしてる。受験を控えてることもあり兄に付きっきりで勉強を教えてもらっているがまだ成果は出ていないらしい。