表示設定を共有できる[みんなの表示設定]を実装しました。オススメの表示設定を絶賛募集中です。

[221] アルビノ遊女
──…あらあら。異形だなんて、失礼な殿方ですこと。 (障子をぱんッ、と勢いよく閉じて出て行く男性の背中を視線で追いかけては、やれやれとばかりに首を振りながら肩を竦め乍緋色の目を細め。和の国の他の民と異なる腰まで伸びた艶のある白髪を手で掬い、憂うようにため息を吐いては手元に置かれていたおちょこからくい、と酒を飲み下し。) 見目が違うだけで客も時折でしか取れないとなると、中々難儀なものね。 日光の元には出られず、月光と夜灯の遊郭でしか生きられない私と遊んでくださる殿方を探しておりますの。人であろうと人外だろうとここでは瑣末なこと、そうでしょう?

お名前:残り文字

本文:残り文字

[下書きを保存] [下書きを復元] [メモ帳に保存]