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[1] 語り部
その刀には愛する者がいた。愛する者の為に刀を振るい戦い続けた。愛する者もまた刀を愛し、二人は永遠の契りを交わす。その日は大層愛し合ったそうな。 しかし、それは突然終わりを迎える。 その本丸に伝染病が出回り始めた、原因は不明、症状は様々であり病名の特定をするには時間が足りなかった。 それは心を蝕み、闇へと変え、思考を鈍らせる。まるで倒して来た敵軍のように。 次々と倒れ豹変する刀達、憔悴した審神者。なんとか打開すべくその刀と愛する者は己を握り振るい続けた。かつての仲間たちを破壊してでも、愛する者と共に有るべく。 それも続きはしなかった。審神者に刀を癒す力はもうない、人の子は安全な場所に…命に代えられるものなど無いのだから。審神者は政府に送り返される事となり、残るはその二人となってしまった。 これ以上救える命はない、悟った二人は共に生き共に死ぬ選択をする。 感染した刀達は残り二人…その二人もまた感染者である。 お互いを大切な存在だと忘れる前にと互いに刀を取り合い己の心臓に突き刺す。 こうして二人は永遠に想いを繋げたまま息絶えたのである。 ___目を開くと見知らぬ部屋で布団の中に横たわっていた。全身包帯を巻かれているが体は動かせる様だった。あの時死んだはずだったのに…目の前には知らぬ顔とかつて仲間によく似た刀…嗚呼なんとひどい夢だろうか…自分だけ助かるなんて。愛しい者よ、どうして残酷な事をする、貴方と共に逝けたなら地獄でも構わなかったのに…。 ___________ 長々しく読んでくださりありがとうございます。 こんな風な背景を主体に、とある刀(かつての本丸で生き残ってしまった刀)を提供に、刀の愛した者と同じ姿の別本丸の刀を募集します。 要約しますと、本丸崩壊し伝染病(時間遡行軍の様な闇落ちのようなもの)を受けた刀(当方)は愛する者の力によって生き延びます。駆けつけた政府は刀を回収し貴方の本丸の審神者に監督するようにと預けます。 病の研究材料として送られた刀を見張り兼世話係として貴方は任命されます。 心の病の様なもので、本来の刀よりは暗く冷たいイメージでお願いします。自虐的で卑屈、自傷癖など様々な問題を抱えています。そんな刀を叱咤したり愛してあげたりと、お世話してみませんか? 続

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